トヨタの「“7人乗り”ロールーフミニバン」がスゴい! スライドドア×斬新フルフラットシート採用の「便利モデル」! 全長4.6m級「ちょうどイイサイズ」のアイシスに注目!

家族みんなが快適に使える工夫が満載!

 アイシスが優れていたのはドア構造だけではありません。用途に応じて自在に変化する、多彩なシートアレンジも大きな魅力でした。

アイシスは低床・低重心・ロールーフなのに室内ひろびろ!
アイシスは低床・低重心・ロールーフなのに室内ひろびろ!

 車内は2+3+2の7人乗りレイアウト。3列目シートは床下にすっきりと格納でき、格納時には広大なラゲッジスペースが出現します。

 2列目シートには前後スライド機構とチップアップ機構が備わっており、荷物の大きさや乗車人数に応じて自由にレイアウトを変えられる点が特徴です。

 助手席シートも非常にユニークで、背もたれを前方に倒せばテーブルとして使用できるほか、座面を持ち上げて前方へ格納するタンブルシート構造を採用。

 この機能を使うとセンターキャビンと呼ばれる広い空間が生まれ、ベビーカーを折りたたまずにそのまま積み込むことも可能でした。

 たとえば助手席をタンブル格納し、2列目シートを後方へスライドさせれば、Bピラーレスの大開口部からベビーカーをそのまま入れることができます。

 雨の日でも濡れずに車内で赤ちゃんをチャイルドシートに乗せ換えることができ、子育て世代にはうれしい構造でした。

 さらに、2列目シートの背もたれを倒し、3列目とつなげるとフルフラットベッドモードに早変わり。段差が少なく、薄手のマットを敷くだけで快適に横になれるスペースが完成します。

 運転席と助手席を通常位置のままにしても展開可能で、ちょっとした仮眠や車中泊にも十分対応できるのが魅力でした。

 こうしたタンブルシートや床下格納などの仕掛けは、近年のミニバンでは見られなくなったもの。シンプルな設計の中に使う人の視点を徹底的に反映しており、まさにトヨタの開発思想が息づいた一台といえるでしょう。

※ ※ ※

 アイシスは、見た目の派手さよりも実用性や快適性を重視したミニバンでした。乗る人の生活に寄り添い、日常をより便利にしてくれる設計の数々は、今振り返ってもよく考え抜かれています。

 まさに名前の通り、暮らしの“オアシス”となる存在だったといえるでしょう。

【画像】超いいじゃん! これがトヨタの「“7人乗り”ロールーフミニバン」です! (35枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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