レクサスは2025年9月25日、フラッグシップセダン「LS」の一部改良モデルを発表しました。

　今回の改良では、ボディカラーや快適装備の見直しに加え、Fスポーツパーツ（モデリスタ）が新たに設定されています。

　LSは1989年の初代登場以来、レクサスブランドを象徴する最上級セダンとして進化を続けてきたモデルです。

　現行型は2017年に登場した5代目で、全長5235mm×全幅1900mm×全高1460mm、ホイールベース3125mmという堂々たるサイズを誇ります。

　パワートレインにはガソリン仕様の「LS500」とハイブリッド仕様の「LS500h」を設定。LS500には3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力422馬力・最大トルク600Nmを発生します。

　一方のLS500hには、3.5リッターV型6気筒エンジンとモーターを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は359馬力、WLTCモード燃費は約13.6km／Lを実現しています。

　また、先進安全装備「レクサスセーフティシステム＋」や、高速道路運転支援「レクサスチームメイト」などの最新技術も全車に標準装備されました。

　ボディカラーには「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ディープブルーマイカ」を新設定。前後席シートヒーターも全車標準となりました。

　価格（消費税込）は「LS500 Fスポーツ（FR）」が1233万円から、「LS500h エグゼクティブ（FR）」が1725万円からです。

　注目は、トヨタカスタマイジング＆ディベロップメントが手がける純正オプション「Fスポーツパーツ（モデリスタ）」の設定です。

　標準仕様の上質さを保ちながらスポーティさを加えるデザインで、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートの3点を組み合わせた「アドバンストラグジュアリーパッケージ」（塗装済み56万6500円から）が用意されています。

　塗装済みカラーは、ホワイトノーヴァガラスフレークと「グラファイトブラックガラスフレーク」の2色を設定。それ以外のボディカラーは販売店で塗装対応となります。

　フロントからリアまで続くメッキラインとマットブラックのコントラストにより、Fスポーツグレードとは異なる落ち着いた統一感のある外観に仕上げられています。

　さらに、21インチ鍛造アルミホイール＆タイヤセット、CFRP製リアスポイラー、小型空力パーツ「エアロスタビライジングフィン」も設定。いずれも3年／6万km保証の対象で、全国のレクサス販売店で装着可能です。

　これらの改良によって装備内容の充実とカスタマイズの幅が拡大し、より個性的なLSを選べるようになりました。

　ホイールセットの価格はFスポーツ以外のグレード向けが158万4000円から、Fスポーツ用が162万8000円からで、いずれもブリヂストン「ポテンザ S001L」タイヤを装着しています。