トヨタ「“2階建て”軽トラ!?」に注目! 全長3.4m級「超小型ボディ」なのに「4人寝られる」広々サイズに拡張!? 電動式「ポップアップルーフ」も快適なMYSミスティックの軽キャンパー「Mini POP Flyer」に注目
パシフィコ横浜で開催された「横浜キャンピングカーショー2025」にて、MYSミスティックが新型軽トラキャンパー「ミニポップフライヤー」を実車展示しました。どのような特徴があるのでしょうか。
電動ポップアップ&L字ソファでで「くつろげる軽トラ」
2025年10月18日から19日までパシフィコ横浜(横浜市西区)にて「横浜キャンピングカーショー2025」が開催され、各社の個性豊かなモデルが並びました。
なかでも来場者の視線を集めていたのが、MYSミスティック(山梨県韮崎市)が展示した新型軽トラックキャンピングカー「MiniPopFlyer(ミニポップフライヤー)」です。どのような特徴があるのでしょうか。

MYSミスティックは1991年創業の老舗キャンピングカービルダー。使いやすさと快適性を両立したモデルを数多く手がけてきました。
今回展示されたミニポップフライヤーは、同社の軽キャンパーシリーズ「ミニポップ」の進化形と位置づけられています。
ベース車両にはトヨタの軽トラック「ピクシストラック」を採用。全長3395mm×全幅1475mm×全高1990mmというコンパクトな寸法ながら、ポップアップルーフを展開すると室内高は最大1890mmに達します。
ショッピングモールなどに多い自走式の立体駐車場に収まる全高でありながら、大人が立って移動できる室内空間を確保している点は大きな魅力です。
MYSミスティックのブース担当者は、特徴について以下のように話します。
「ミニポップフライヤーは、今年1月に発売したばかりの新モデルです。
電動ポップアップルーフは室内全体が持ち上がる構造で、見た目以上に広く感じていただけると思います。L字ソファやサイドからの出入りも、実際の使い勝手を重視して設計しました」
最大の特徴は、電動式の水平昇降ポップアップルーフ。室内全体が均等に持ち上がる構造で、従来の手動式に比べて使いやすさが格段に向上しています。
開閉はリモコン操作で行うことができ、女性や高齢者でも安心して扱うことができます。左右4か所には網戸付きの窓が設置され、通気性と快適性にも配慮されています。
室内には脱着式のダイネットテーブルとシンクを装備。またL字型ソファが配置されており、くつろぎやすく、対面での会話や食事にも適したレイアウトとなっています。サイドエントランス方式を採用しているため、乗降性にも優れ、車内の動線も自然です。
ベッドサイズは、ダイネットソファーベッドが1520mm×920mm、屋根側のバンクベッドが1900mm×1290mm。乗車定員は4名、就寝定員は大人2名+子ども2名を想定しています。
グレードは2種類。「スタンダードパッケージ」ではDC12Vパーキングクーラー、FFヒーター、レカロシートなどを標準装備。
上位の「リミテッドパッケージ」では200Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーシステムを搭載し、電力面でも安心です。外装には新形状のアルミパネルを採用し、従来から一新されたプレーンなデザインが印象的です。
価格(消費税込み)は、スタンダードパッケージでは438万1300円から、リミテッドパッケージでは、2WD・CVT仕様が500万7200円です。
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展示会場では、ミニポップフライヤーの実車を前に多くの来場者が足を止めていました。
細部を確認するご夫婦や、車内に入ってみる子連れ家族、電動ポップアップルーフの動作に興味を示す人など、実際の使い勝手を確かめる姿が多く見られました。
担当者も「具体的な相談に進む方もいて、関心の高さを実感しています」と語っており、注目度の高さがうかがえます。
軽キャンパーの新たな選択肢として、今後の展開にも期待が高まる一台です。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。

















































































