ホンダ「“新”ヴェゼル」登場で“問合せ殺到”!? 超スポーティな「RS」は初の「4WD」も設定! ローダウン化×専用パーツでカッコイイ「新モデル」が販売店でも話題に
ホンダはコンパクトSUV「ヴェゼル」に新グレード「e:HEV RS」を追加します。すでに販売店には多数の問い合わせがあるようです。
ヴェゼルの新グレード「e:HEV RS」に問い合わせ多数
2025年10月に、ホンダ「ヴェゼル」に追加される予定の新グレード「e:HEV RS」。すでに先行予約が開始されています。
そこで、ユーザーの反応をディーラーに問い合わせてみました。

初代ヴェゼルがデビューしたのは2013年12月でした。SUV・クーペ・ミニバンの特徴を融合させた車種として開発されたコンパクトSUVであり、現在のSUV人気に火をつけた立役者です。
また、「CR-V」とともにホンダの世界戦略SUVモデルでもあります。
2019年の車名別世界販売台数では14位を記録するなどヒット作となった初代ヴェゼルは、2021年4月にフルモデルチェンジを果たし、現行型の2代目へと進化します。
2代目へと進化したヴェゼルは、「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をグランドコンセプトに掲げ、実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供することを目指して開発されています。
また、ホンダ独自の「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想に基づいた「センタータンクレイアウト」を先代モデルから受け継いでいます。
さらに、F1のパワーユニットの設計や開発などを行う「HRD Sakura」の風洞実験施設にて検証を重ね、クラストップレベルの空力性能を追求しています。
駆動方式は2WD(FF)と4WDの2種類、そのほかパワーユニットは1.5リッターDOHC「i-VTEC」+2モーターハイブリッド、および1.5リッターDOHC i-VTECの2種類が用意されています。
2024年4月にはマイナーチェンジが実施され、ラインナップの追加や内外装デザインの変更などを図っています。
そして2025年10月に発売予定の新グレード「e:HEV RS」は、現行型ヴェゼルでは初となる「RS」の名を冠したモデルとなります。
グランドコンセプトを「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」に掲げ、スポーティさを追求したモデルです。
外観では専用のフロントグリルや、RSエンブレム、フロント・リアバンパーモールディングなどを採用し、内装も黒を基調としたなかに赤のアクセントを差し色に取り入れ、ラックス スエードを使用した専用のコンビシートを装備します。
そのほか、専用のローダウンサスペンションの採用や、電動パワーステアリングの専用チュ-ニングが施され、ローダウン化により全高が1545mmとなり(これまでは1580mmまたは1590mm)ました。結果、機械式立体駐車場に収まるサイズとなった点も注目ポイントです。
また、今回は2WDだけでなく、RSでは初となる4WDモデルが設定されている点にも注目です。
気になる車両本体価格は400万円弱とされ、現行モデルのなかでは最上級モデルに位置する予定です。
では、先行予約中のヴェゼル e:HEV RSの反響について、9月下旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。
「いま現行型のヴェゼルにお乗りで、ちょうど初回車検を迎えられるお客様の注目度が高いですね。
また、先代型のヴェゼルRSをお持ちのお客様にとっては待望のモデルとなるため、数名の方には先行予約という形でご注文をいただいております。
発売前のモデルなので試乗はできませんが、RSの名にふさわしい、SUVらしからぬスポーティな走りを期待しているお客様が多いです」
また、別のホンダディーラーにも問い合わせてみました。
「メーカーのホームページでもアピールしていますが、e:HEV RS専用のローダウンサスペンションの採用をしたことによって全高が低くなり(1545mm)、一般的な機械式の立体駐車場に収まるサイズになったことが検討材料のひとつになっています。
都市部だとマンションなどの機械式の立体駐車場をお使いのお客様も多く、『最終的に停められることが確認できたら契約する』とおっしゃっているお客様が数名いらっしゃいます。
ハイブリッドカーのSUVで、なおかつスポーティ、立体駐車場に収まるサイズとなると意外と選択肢が限られてきます。
そんなこだわり派の方にもヴェゼルe:HEV RSはおすすめしたい1台です」
都市部の移動から、ロングドライブ、そしてスポーティな走りと、1台のクルマでオールラウンダーに楽しめるモデルとして、ヴェゼルe:HEV RSは注目のモデルといえそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。





















































































