トヨタ「“新”ランドクルーザー」発表! もはや「買いたくても買えない」スゴいモデル!? 超・本格オフロード仕様「ラリーレイド」に注目
トヨタグループのトヨタ車体は、ダカールラリー市販車部門12連覇を記念した特別架装の限定モデル、トヨタ「ランドクルーザー300 RALLY RAID」を発売しました。限定車は一体誰の手に渡るのでしょうか。
限定12台の狭き門! ランクル「RALLY RAID」が超カッコいい
2025年9月11日、トヨタグループのトヨタ車体が、トヨタ「ランドクルーザー300」の特別仕様である限定モデル「ランドクルーザー300 RALLY RAID(ラリーレイド)」を発売しました。
一体、どのようなクルマに仕上がっているのでしょうか。

ランドクルーザー300 RALLY RAIDをプロデュースしたのは、TLC(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)ラリードライバーの三浦昴氏。「どんな路面でも疲れず、安心して速く走れるクルマを作りたい」という思いで、RALLY RAIDを考えたといいます。
TLCが12連覇したことにちなみ、コンプリートカーは12台限定。
また、現在ランドクルーザー300(GR SPORT)に乗っているオーナー向けの用品パッケージも限定12セットで販売を開始しました。
販売方法はもちろん抽選。9月11日から9月28日までトヨタ車体のホームページ上でエントリーが行われ、10月17日以降に当選者へ選択したトヨタ販売店から連絡が入る仕組みです。
エントリー期限が過ぎていることから、発表間もないにも関わらず、すでにもう買いたくても買えません。
長納期で現在も受注停止状態続くランドクルーザー300を、コンプリートカーとして手に入れられるチャンスということで、抽選エントリーにはかなりの数が申し込まれたということです。
具体的な数は明らかにされていませんが、トヨタ販売店にも数多くの問い合わせがあり、一時対応がパンクする事態もあったとのこと。
今回はトヨタディーラーへの申し込みではなく、トヨタ車体のホームページでの直接エントリーだったことから、ユーザー側も少し混乱したのかもしれません。
では、RALLY RAIDの詳細な仕様を見ていきましょう。
まずは足回り。タイヤはトーヨータイヤの「オープンカントリーA/T IIIを装着。タイヤサイズは285/60R18です。
ホイールには鋳造モデルのRALLY RAID専用センターキャップを備えたENKEIの「PDT1」を採用しました。ブレーキキャリパーはレッドに塗装され、フロントにはLAND CRUISERのロゴ入りです。
サスペンション(コイルスプリング・アブソーバー)&キャブマウントには、快適な乗り心地と操縦安定性を高次元で両立し、優れた悪路走破性を発揮するものを採用。このサスペンションは、2025年3月以降に生産されたランドクルーザー300に標準装備されているものです。
ボディサイドにはサイドステッカーを貼付。ボディラインに自然に溶け込みながら、アクティブな印象を強調します。
またけん引フックをフロントに2個、リアに1個装着しました。レッド塗装されたフックは過酷な状況下でも信頼性を確保し、アクティブなスタイルを演出します。
フロント・リアタイヤの後部にはマッドガードを備え、オフロードでの飛び石や泥跳ねからボディをガード。マッドガードはRALLY RAIDと「JAOS」のダブルネームです。
車内には専用オーナメントをセンターコンソールに貼り付け。シートは専用の表皮替えとなります。ブラックレザーとウルトラスェードのコンピネーションシートとなり、上質な質感と高いホールド性で、精密なドライビングをサポートしてくれるでしょう。
コンプリートカーのお値段は、5人乗りのディーゼル車で消費税込み938万800円。そのうち、架装価格は124万4100円となっています。
また、GR SPORTディーゼル車オーナー向けの用品パッケージも用意され、サスペンション&キャブマウント架装有りが151万1400円、無しは124万4100円での販売です。
わずか12台、12セットは誰が手にするのか。世界中のランドクルーザーファンから、熱い視線が注がれています。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。




































































