「まえぇぇ!」 まさに「高速道路ミサイル」な事故多発!? 原因はスマホや「最新“便利”装備」ってマジ? 工事帯に突っ込む“スゴイ事故”の実態とは
速道路の工事規制区間で、衝突事故が相次いで発生しているといいます。今回は、NEXCO中日本の担当者に、現場の実態について話を聞きました。
まるで「道路ミサイル」な衝撃映像
高速道路を走行していると、工事のために一部車線が規制されている区間に遭遇することがあります。こうした工事規制の現場では、クルマや大型トラックによる衝突事故が相次いで発生しているといいます。
今回は、その実情について、NEXCO中日本の担当者に話を聞きました。

高速道路を走行していると、工事や補修作業に伴い、一部の車線が規制されている区間に遭遇することがあります。こうした場所では、車線変更を促す案内看板や人型の注意喚起サインなどが設置され、ドライバーに対して事前の注意が呼びかけられています。
しかし、現場では乗用車や大型トラックによる衝突事故が相次いで発生しており、深刻な課題となっているといいます。
NEXCO中日本の担当者によると、2024年度に中日本管内で発生した工事規制箇所での事故件数は971件。前年の878件から増加しており、事故の多発傾向が続いていることが分かります。
こうした状況を受けて、NEXCO中日本は公式SNSを通じて注意喚起を行っています。2024年11月には、名古屋支社のアカウントから以下内容が投稿されました。
「【高速道路上の工事規制箇所への衝突事故が多発!】
運転支援機能を過信して前方を見ていない『#漫然運転』やスマートフォンなどを見ながらの『#ながら運転』と思われる #事故 が多発しています。
走行中は前をよく見て運転に集中を! お客さまの安全と作業員の安全のため、ご協力をお願いします」
また動画も合わせて投稿されており、そこには工事規制箇所に設置されたカメラが捉えた衝撃的な場面が映し出されています。
大型トラックが規制エリアに突っ込む瞬間など、まるで規制箇所の目線から見ているような迫力と恐怖が伝わってきます。
映像は途中で引きのアングルに切り替わり、一般車両が矢印看板をはじき飛ばす様子や、規制エリアに衝突して車両が損傷する場面も確認できます。
こうした投稿は、2023年頃から定期的に公開されており、ドライバーへの注意喚起を目的とした取り組みの一環となっています。
衝突事故の詳しい原因やユーザーへの注意喚起について、改めて担当者は以下のように呼びかけます。
「当社の調査結果では、工事規制内進入事故の原因割合は、67%が漫然運転、16%がわき見運転、3%が居眠りと、約9割は『前方不注視』が原因となっているほか、運転支援機能が規制器材に反応しないことなどを確認しております。
高速道路をご利用される前には、アイハイウェイやホームページより規制情報・渋滞情報などをご確認いただき、工事規制箇所では、工事規制標識・速度規制に従い、余裕を持って運転・車線変更をお願いします」
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近年では、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などの運転支援機能を搭載した車両が増えています。
ACCは、前方車両を検知して一定の車間距離を保ちながら追従走行を可能にする便利な機能ですが、あくまで“補助”であり、運転の主体はドライバー自身です。
支援機能に頼りすぎることで、工事規制箇所の看板や器材に反応しないケースもあり、事故に繋がる危険性があります。例えば、トヨタの「Toyota Safety Sense」では、以下のような注意点が示されています。
「車線と誤って認識するような路側構造物(ガードレール・縁石・反射ポールなど)があるときには、ハンドル操作サポートが正常に作動しない場合があります」
高速道路は一般道に比べて単調な走行が続くため、注意力が散漫になりやすい環境です。 だからこそ、運転支援機能に頼りすぎず、ドライバー自身が意識を高く持ち、安全運転を心がけることが何より大切です。

















































