37年ぶり復活! トヨタ新「カローラFX」がスゴイ! 超レトロな“旧車デザイン”採用で「黒リアウイング」&“白ホイール”装備! めちゃ「スポーティ」な米国の特別仕様車とは!
トヨタの北米法人が2025年5月6日に発表した特別仕様車「カローラハッチバック FXエディション」とは、一体どのような特徴を備えたモデルなのでしょうか。
37年ぶり復活! トヨタ新「カローラFX」がスゴイ!
トヨタの北米法人(以下、トヨタ)が2025年5月6日に発表した、「カローラハッチバック」の特別仕様車「FXエディション」。
かつて北米市場で人気だったホットハッチ「カローラFX16」をオマージュした、懐かしい雰囲気の一台として注目を集めています。
一体どのような特徴を備えたモデルなのでしょうか。

カローラハッチバックは、日本でも「カローラスポーツ」の名称で展開されている、トヨタのスタンダードな5ドアハッチバックです。
そして同車に追加されたFXエディションがモチーフにしたという“カローラFX16”とは、トヨタが1984年に日本で発売した「カローラ」の派生車種。
1987年に登場した2代目は北米でも販売され、若者を中心に高い人気を誇りました。
ちなみに、このカローラFX16の“16”はフロントに搭載された1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンを示すもので、日本では名機とされるスポーツツインカム「4A-G」型を搭載した「カローラFX GT」に近い装備を備える、いわゆる“ホットハッチ”だったのです。
一方で、現行型カローラハッチバックのラインナップには1.6リッターエンジンは存在しないため、FXエディションは169馬力の2リッター直列4気筒直噴エンジンを搭載。これにCVTを組み合わせ、駆動方式はFFです。
とはいえ、カローラのハッチバックとして“FX”の名称が今回38年ぶりに復活したことで、往年のファンをはじめとするクルマ好きの間で大きく話題となっているのです。
そんな新しいFXエディションは、現行カローラハッチバックの「SE」グレードをベースに開発。
ボディサイズは、全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmと、Cセグメントクラスらしく扱いやすい大きさの車体です。
このボディに、カローラFX16から着想を得た「ブラック仕様の大型リアスポイラー」や18インチの「ホワイトアルミホイール」「専用ロゴバッジ」といった特別なアイテムを装備。
現代的な新しいクルマでありながら、どこか懐かしい“ひと昔前のスポーツモデル”の雰囲気を漂わせています。
内装も特別仕様車ならでは仕上がりで、専用のスポーツツーリングシートを装備しているほか、ドアパネルやステアリングホイールなどはオレンジステッチが施り、FXエディションだけの世界観を実現しました。
このように注目を集めるカローラハッチバックのFXエディションですが、1600台のみの限定販売となり、また残念ながら北米市場のみで展開されるとのこと。
モチーフとなったカローラFXが日本でも人気の高かったモデルだっただけに、FXエディションの日本導入にも期待したいところです。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。



















