日産が“超ワイルド”な「新型エクストレイル」発表! 元祖“タフギア”に新登場の斬新モデル「ロッククリーク」がスゴイ! ド迫力×パワフル感の「ゴツ仕様」は9月18日発売!
新型「ロッククリーク」はインテリアも魅力的!
インテリアの注目点はなんといっても、エクストレイルらしい「防水シート」にあります。
これは水をはじくだけでなく、「汚れたら水拭きすれば大丈夫」という手入れのしやすさが魅力的。
アウトドアレジャーとの親和性が高く、飲み物や食べ物をこぼしがちな小さな子供のいるファミリーにも最適と言える機能です。

そんな防水シートがロッククリークには標準装備となり、また運転席と助手席には電動調整機能を搭載。
装備面でいえば、電動テールゲートの標準採用されるのも実用的で嬉しいところです。
一方で、標準車との違いは内外装のみとなっており、メカニズムまでは及んでいません。
このロッククリークのように野性味あふれるモデルと言えば、スバルが北米で展開している「ウィルダネス」シリーズを連想しますし、雰囲気も似ています。
しかし、サスペンション変更やリフトアップまで実施して悪路走破性を高めているウィルダネスに比べると、ロッククリークはそこまでやっていないのが大きな違い。
つまりトヨタ「RAV4」のタフギヤグレード「アドベンチャー」くらいの感覚と考えれば良いでしょう。
そんな新型エクストレイル ロッククリークは、シート配置に「2列/5人乗り」と「3列/7人乗り」を設定し、駆動方式は4WDのみ。
車両価格(消費税込)は、2列シート仕様が475万6400円で、3列シート仕様が488万6200円となっているので、通常モデルの中間グレード「X e-4ORCE(4WD)」と比較すると、約40万円アップと言えます。
「力強いスタイルのエクストレイルが欲しい!」という人にとって、選択肢はロッククリーク一択となるでしょう。
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ところでこの新型エクストレイル ロッククリークの車両自体は日本生産となりますが、商品企画という面においては北米からの逆輸入です。
“ロッククリーク”という仕様は、北米向けの大型SUV「パスファインダー」の先代モデルで初登場。
現在はエクストレイルの北米向け兄弟車である「ローグ」にも設定されており、同車の販売台数のうち約3割がロッククリークと高い人気を誇る仕様なのです。
ローグは2024年に25万台弱を販売した人気モデルなので、そのうち約3割がロッククリークと聞くと、驚きですね。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

























