日産「“新”キャラバン」まもなく発売! 初の「ACC」搭載×「防水シート」モデル設定で日常使いもOKです! 「強敵ハイエース」受注停止で販売店に問い合わせ集中? 最新の動向は
日産が発売予定の「キャラバン オーテックライン」について、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
まもなく発売の新「オーテックライン」に問い合わせ多数
2025年7月17日、日産は商用1BOXバン「キャラバン」の一部仕様を行い、同年8月25日より発売すると発表がありました。
そのなかに「オーテックライン」が追加されると発表があったのです。
従来の「オーテック」シリーズとの違いはどのようなもので、反響についてはどうでしょうか。日産ディーラーに問い合わせてみました。

初代キャラバンは1973年にデビュー。現行モデルは2012年に登場した5代目であり当初は「NV350キャラバン」として販売。2021年10月より車名をキャラバンに戻し、現在にいたります。
ボディのバリエーションはロング、スーパーロング、スーパーロングのワイド仕様の3タイプ。乗車定員は3、5、6、9、10、14人乗りがあります。
今回の一部改良では、クラス初となるアダプティブクルーズコントロール「インテリジェント クルーズコントロール」をガソリンモデル(一部グレードを除く)に採用。
またドライバーの運転をサポートする先行車発進お知らせ機能、車線変更をサポートするコンフォートフラッシャー、ドライバーの安心感を高めるタイヤ空気圧警報システムなども採用されています。
車両本体価格(消費税込、以下同)は、バンが270万8200円から458万3700円。ワゴンが308万円から458万3700円。マイクロバスが372万1300円から403万1500円となっています。
今回、追加された「オーテックライン」は、従来から設定されている、スポーティでプレミアムなカスタムカー「オーテック」シリーズとは異なるモデルとして位置づけられ、スタイリッシュなエクステリアと実用性の高いインテリアを備えた、仕事やプライベートでも使えるクルマです。
主な特長として、専用15インチアルミホイール(切削光輝)や、ルーフスポイラー(オプション)、専用防水シート(ブラック)、リアにはオーテックブルーに塗られた“AUTECH LINE”エンブレムが採用されています。
ラインナップは、バンの上級グレード「プレミアムGX」をベースとした「オーテックライン」と、プライベートユースを想定した内外装を持つ「グランドプレミアムGX」をベースとした「オーテックラインプラス」の2モデルをラインナップ。
さらに、ブラックカラーのフロントグリル・バンパー・ドアミラー・フィニッシャーなどのパーツを採用した「ブラックパッケージ」も選択可能です。
ボディカラーは、ダークメタルグレーメタリック、ピュアホワイトパール、ステルスグレーパール、ディープフォレストパールメタリック、ミッドナイトブラックパールに加えて、オーテックならではのディープオーシャンブルーパールを含めた計6色が用意されます。
オーテックラインの価格は344万9600円から451万9900円、オーテックラインプラスの車両本体価格は361万7900円から468万8200円です。
なおオーテックラインは、車種ごとにカスタマイズを施したシリーズとしてキャラバンを皮切りに、今後、他車種へも設定していく予定とのことです。
さて、今回オーテックラインが追加されたキャラバンに対し、ディーラーにはどのような反響があるのでしょうか。7月下旬のある日、首都圏の日産ディーラーに問い合わせてみました。
「もともとキャラバン オーテックは設定されていたのですが、オーテックラインが発売されたことで興味を持っていただき、新規のお客様からのお問い合わせが増えました。
新車の時点でオーテック仕様になっており、ご購入後のカスタマイズが不要であることも人気のようです。
オーテック仕様であることを象徴するボディカラー、ディープオーシャンブルーパールが設定されているのも効果があるみたいです。
キャラバンオーナー様だけでなく、『ハイエース』からのお乗り換えをご検討の方もいらっしゃいます。
キャラバンの受注も再開しておりまして、ご納期としては11月頃を目処に…とお伝えしております」
また、他の日産ディーラーでも注目されていることが分かってきました。
「ハイエースが受注停止の状態で、キャラバンも…だったのですが、このたび再開されました。そのこともあり『とにかく(商用バンが欲しいので)早く納車して欲しい』という新規のお客様が増えています。
オーテックラインは『他とは違うキャラバン』ということで指名買いでご検討いただいていますね。
キャンピングカーのベース車両として、最初からカスタマイズされたモデルである点も高評価をいただいております。
ご納期ですが、モデルやボディカラーにもよりますが、おおむね年内にはお届けできるご予定です」
ライバルのトヨタ「ハイエース」が受注停止の状態であり、キャラバンにとっては台数を稼ぐ絶好のチャンスです。
そこへオーテックラインの登場もあり、気になっている人も多いのではないでしょうか。
注文が相次いで納期が延びる前に、もよりの日産ディーラーに問い合わせてみてください。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。















































































