10年ぶり顔面刷新! スズキ新「“軽”セダン」発表! リッター27km以上走る&カクカクボディ採用! 全長3.4m級のめちゃ小さい「ラパン」何が変わった?
スズキの軽セダン(軽ハッチバック)「アルト ラパン」の新たな一部改良モデルが発表されました。内外装の変更に加え、新エンジンの採用や装備の見直しが行われました。
顔面刷新&燃費性能が向上
2025年7月24日、スズキは軽セダン(軽ハッチバック)「アルト ラパン」の新たな一部改良モデルを発表しました。発売は8月25日を予定しています。

アルト ラパンは、2002年に登場した軽セダン(軽ハッチバック)です。ベースとなる「アルト」とは異なる世界観を持ち、雑貨や家具のような“身近で愛着の持てる道具”をコンセプトに企画されました。
車名はフランス語で「ウサギ」を意味する“ラパン”に由来し、丸みを帯びた外観や親しみやすいインテリアが特徴です。発売以降、若年層の女性を中心に支持を得ており、独自の立ち位置を築いてきました。
現行モデルは2015年に登場した3代目で、インテリアにはソファやテーブルのモチーフを取り入れ、家庭的で落ち着いた空間が演出されています。
デザイン面ではかわいらしさやぬくもりが意識されており、車体色や内装色のバリエーションも豊富に用意されています。
現行型のボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmで、ホイールベースは2460mmです。
エクステリアには丸形のヘッドランプとグリルを組み合わせたデザインが採用され、視認性と個性を両立させています。
また、インテリアでは、グレードにより配色が異なり、「HYBRID X」ではモカブラウンまたはライトブルーのシート表皮が選択可能です。
くわえて、インパネもカラーリングと木目調加飾を組み合わせた仕上がりとなっています。
では、今回の改良では何が変わったのでしょうか。
今回の一部仕様変更では、660cc直列3気筒「R06D」型エンジンとマイルドハイブリッドを新たに採用。より効率的な燃焼による低燃費化と環境性能の向上が図られました。
燃費性能は、最も良いグレードで27.3km/L(2WD・WLTCモード燃費)です。
エクステリアの変更点としては、フロントグリルとフロントバンパーの意匠を変更し、10年ぶりにフロントフェイスが刷新されました。
これにより、現行モデルのデザインコンセプトを維持しながらも、新たなトレンドを感じさせる印象にまとめられています。
さらにインテリアに関しては、「HYBRID X」グレードにおいて、インパネガーニッシュ色がサンセットアイボリー、インパネオーナメントがブラウン木目調に変更されました。
シート表皮もモカブラウンまたはライトブルーを組み合わせ、車体色とのコーディネートが可能となっています。
車体色は、新色のルーセントベージュパールメタリックが追加されたほか、フォギーブルーパールメタリックなどを含めて、モノトーン7色と2トーンルーフ4色の計11パターンが設定されました。2トーンルーフは「HYBRID X」にのみ用意されています。
加えて、機能面ではUSB Type-C端子を用いた急速充電対応の電源ソケットがスズキ車として初めて採用されました。また、スズキコネクト対応通信機を通じて、緊急通報やリモートエアコン操作などのサービスも利用可能です。
価格(消費税込み)は、「HYBRID G」は151万4700円から、「HYBRID L」は160万1600円から、「HYBRID X」は171万7100円からです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。



















































