全長4.3m! スズキ斬新「“7人乗り”ミニバン」がスゴイ! お馴染み「スイフト」ベースに“3列シート”搭載!「スズキの良さ」詰め込んだ“東南アジア”仕様車とは!
スズキが海外で販売しているミニバン「エルティガ」。コンパクトカー「スイフト」をベースとする同車は、一体どんなクルマなのでしょうか。
スズキ斬新ミニバン「エルティガ」がスゴイ!
スズキが海外で販売しているクルマに「エルティガ」というミニバンがあります。
主に東南アジア地域での専売車両ですが、実は「スイフト」がベース。
ハッチバック型コンパクトカーをミニバンにしてしまったエルティガとは、一体どんなクルマなのでしょうか。

エルティガは、2012年に発売されたスズキの5ドアミニバンです。
同年4月12日にインドで販売がスタートし、同月22日にはインドネシアでも発売されました。
その後、マレーシアやミャンマーでも展開されるなど、様々な地域で販売されています。
ボディサイズは全長4265mm×全幅1695mm×全高1685mm。
プラットフォームは2代目スイフトのものを採用していますが、ホイールベースを310mm延ばすなど、5ドアミニバン用にかなり大型化し、7人が乗車可能な3列シートレイアウトを実現しています。
パワーユニットはスズキ製の1.4リッター4 DOHC VVTエンジン(K14B型)と、フィアット製の1.3リッターディーゼルエンジンの2種類を搭載。
トランスミッションは4速ATと5速MTを用意しますが、ディーゼルエンジンモデルは5速MTのみの設定です。
エクステリアは斜めに吊り上がった大きなヘッドライトが特徴で、どことなくベースとなった2代目スイフトの面影も感じるデザイン。
ちなみに左右4枚のドアはヒンジ式になっていますが、プロトモデルの段階では観音開きドアが搭載されていました。
もし観音開きドアのままであれば、かなり個性的な一台になっていたでしょう
こうして各国で展開された初代エルティガは、主要販売国のインドネシアにおいては累計68万台以上を販売する大ヒットモデルへと成長。
その後、2018年に販売終了となりますが、同年に2代目エルティガが登場します。
2代目エルティガは、3代目スイフト(ZC13S系)や「イグニス」「ソリオ」といったスズキの主力モデルに用いられている「HEARTECT」プラットフォームを採用。
ボディサイズは全長4395mm×全幅1735mm×全高1690mmと初代よりも拡大し、それに伴って居住空間やラゲッジスペースも広くなりました。
エンジンはK14B型の進化モデルのK15B型を搭載。
1.5リッター直4 DOHC VVTのガソリンエンジンで、最大出力は104.7馬力を発揮し、トランスミッションは先代同様に4速ATと5速MTが用意されていました。
この2代目エルティガは2019年にはベトナムで販売されるなど、インドネシア以外でも展開しており、さらにインドネシアでは高級仕様の「XL6」など派生モデルも誕生。
日本ではあまり知られていませんが、海外では大きな人気を獲得してスズキの屋台骨を支えるモデルとなっています。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。






























