新車216万円! ホンダ最新「“6速MT”軽スポーツカー」がスゴイ! 超パワフルな「ターボエンジン」搭載&“昭和レトロ”な「反転TURBO」が懐かしい! ファン感涙の“初代NSX”サウンド奏でる「N-ONE RS」に大注目!
ホンダの展開する軽ハイトワゴン「N-ONE」には、「RS」という走行性能を高めたグレードが存在します。
ホンダ最新「“6速MT”軽スポーツカー」がスゴイ!
ホンダが2012年から販売している「N-ONE」は、取り回しのよい軽量コンパクトなボディとレトロ感のある丸目ライトのデザインが特徴の軽自動車です。
小気味よい走りを楽しめることでも人気の一台ですが、「RS」という、より走行性能を高めたグレードも存在します。

もともとN-ONEには、発売当初から「Tourer(ツアラー)」というターボモデルのシリーズが展開されていましたが、2017年のマイナーチェンジの際に、よりスポーティな走りにフォーカスしたグレードとして“RS”が登場しました。
このRSは、最高出力64馬力を発揮する直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、トランスミッションにはCVT+パドルシフトを採用。
エクステリアはリアスポイラーを追加するなど、外観もスポーティな味付けに仕上がっています。
インテリアにもステアリングなどに赤色のステッチを追加し、スタイリッシュでレーシーなイメージを高めていました。
そして2020年に、N-ONEはフルモデルチェンジを実施。
引き続きスポーティなグレードとして、RSがラインナップされました。
この2代目N-ONE RSでは、新たにトランスミッションに「6速MT」を搭載したモデルを追加。
初代RSではCVTのみだったこともあり、「マニュアル車があれば買ったのに…」という声がファンから多数あがっていましたが、ついに待望のMTモデル追加となったのです。
2代目N-ONE RSの6速MTは、「N-VAN」のトランスミッションケースと「S660」のギアユニットを採用しているのが大きな特徴。
さらに北米用「CR-V」のリンク機構を用いて剛性感を高めたほか、短めのシフトノブを角度を調整して配置。さらにクラッチダンパーの採用など工夫を凝らし、「スポーティかつ爽快なチェンジフィールを実現させた」とホンダはいいます。
また6速MTモデルは、エンジン周波数の分散などの音の整理をすることによってスポーティなサウンドにチューニングされているのも見どころ。
そのサウンドは、ホンダがかつて販売していたスーパースポーツカー「NSX(初代モデル)」に似ている、と感じるユーザーもいるほどで、それはN-ONEのエンジンと初代NSXのエンジンが同じ振動数の音の成分を持っていることに起因します。
また、ダイレクトに操作角度を検知しアシストを行う制御方式の電動パワーステアリングを採用することで、自然なハンドリングを生み出し、扱いやすさがアップ。
リアコンプライアンスブッシュの大径化なども施されており、初代RSよりもキビキビとした走りが楽しめるモデルに仕上がっています。
そして2代目RSには、「ヘリテージ ホンダ コーディネート」と名付けられた純正アクセサリーが多数展開。
中でも「デカール ボディキット」に含まれる反転文字の「TURBO」ステッカーは、かつてクルマ好きの間で流行した懐かしいアイテムの復活と言えるものです。
これは、先行車のバックミラーへ文字を反転させて映し出すことで、後方から「ターボエンジンの高性能車が来たぞ」とアピールするもの。
ターボ車が珍しかった時代の産物といえ、往時を知る世代には懐かしく、若い世代には80年代テイストがおしゃれな印象に映るようです。
この2代目N-ONE RSの車両価格(消費税込)は、216万400円で現在も販売中です。
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このようにN-ONE RSは、初代、2代目ともに手軽に軽快な走りが楽しめる一台ですが、より「スポーツカーを運転している感覚」を楽しみたい人には2代目がオススメです。
とはいえ、初代RSは2代目と比較してお手ごろ価格で手に入れられるのが魅力的。
これからN-ONE RSに乗りたいという人は、性能と価格のバランスを考慮して、より自分の希望に沿ったモデルを選択すると良いでしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。




























