1リットルで40km走る!? ダイハツの斬新すぎる「軽自動車」がスゴイ! スポーティ&「燃費性能」を本気で追求した“未来の軽”「D-bace」に大注目!
ダイハツが2015年の「第44回 東京モーターショー」で提案した、燃費性能を極限まで追求した軽自動車「D-base」とは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
1リットルで40km走る!? ダイハツの「軽自動車」がスゴイ!
ダイハツは2015年に開催された「第44回 東京モーターショー」にて、燃費性能を極限まで追求した軽自動車のコンセプトカーを出展していました。
一体どんなモデルで、現在はどのような状況にあるのでしょうか。

この第44回 東京モーターショーでダイハツは、4台のコンセプトカーを出展。
いずれも「日常生活に楽しさや喜びをプラスする、さらに進化した軽自動車」として提案されたモデルです。
その中で「次世代のスモールカー」をテーマとするコンセプトカーが、今回紹介する「D-base」でした。
D-baseのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1490mm。
「スタイリッシュなエコ&スマートデザインで先進性を表現した」というエクステリアは、吊り上がった鋭い形状のヘッドライトが目立つ、まさに未来的なデザイン。
「マーメイドパールブルー」と名付けられた淡いブルーのボディカラーも、同車が“未来”を感じさせるポイントです。
コンセプトカーといえば大胆なデザインのものが多くある中で、このD-baseは個性的でありながらも、「このまま市販できるのでは?」と思える現実味のあるデザインでした。
インテリアはエクステリアと同様のコンセプトでデザインされており、淡いグレーと鮮やかなブルーとのコンビネーションが、スマートかつ爽やかな雰囲気を生み出していました。
パワーユニットには660ccの直3DOHCエンジンを搭載し、CVTと組み合わせます。
このユニットは「e:Sテクノロジーを進化させた内燃機関の追求」をテーマとしており、高効率と経済性をあわせ持つとのことでした。
当時は詳細なスペックは明らかされていませんでしたが、燃費については「40km/L」を目指して開発されていたといわれています。
またその他にもD-baseならではの特徴としては、ブリヂストンの「ologic(オロジック)」という個性的なタイヤを装着している点が挙げられます。
ologicは「BMW i3」にも採用されている、大径かつ幅狭のタイヤで、転がり抵抗を抑えて低燃費に貢献することで知られる個性的なタイヤです。
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このような特徴を持ち合わせて大きな注目を集めたD-baseは、実質的には2017年に2代目「ミライース」としてデビューしました。
デザインについては各所に面影が見られるところを見ると、それだけD-baseのデザインの完成度が高かったということでしょう。
しかし、ミライースとよく比較してみると、フロント周りやサイドのウインドウラインなどに明確な違いがあり、やはりD-baseの方がスタイリッシュかつスポーティな雰囲気です。
またD-baseの大きな特徴だったologicのタイヤも、ミライースでは採用されていません。
そのため、第44回 東京モーターショーでD-baseに魅了された人にとっては、「コンセプト時のままで出して欲しかった」という声も挙がっており、D-baseは今でも魅力的なモデルとして記憶されています。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。




































