日産「高級クロスオーバーSUV」最新モデルがスゴい! 高性能なパワフルターボ×上質タフなデザイン採用! アメリカで人気の「ムラーノ」どんなモデル?

かつて日産が国内で販売していた「ムラーノ」。現在は北米など、海外で進化を続けています。一体どのようなモデルなのでしょうか。

高性能なパワフルターボ×上質タフなデザイン採用!

 日産は2002年にミドルサイズの高級クロスオーバーSUV「ムラーノ」(初代モデル)を投入しました。

 もともとは北米市場専用の車両だったのですが、「日本でも販売してほしい」という声が強く、2004年には日本でも販売されるようになりました。

 2015年4月に国内販売を終了したムラーノですが、現在でも海外で販売が継続されるほど人気となっているのです。

海外で進化した日産「ムラーノ」(4代目)
海外で進化した日産「ムラーノ」(4代目)

 北米専用車だったムラーノですが、日本投入を希望する声が上がり、さらに2003年に東京モーターショーで参考出展されるとその声は一層高まりました。

 そして、2004年に日本でデビューする際、北米モデルを右ハンドルに変更し、エンジンには3.5リッターV型6気筒エンジンに加え、日本市場でニーズの高い2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載して国内投入されます。

 日本でのセールスは、最終的には3~4万台が売れたとされ、そこそこの結果といえるものですが、世界的に見ると、ムラーノは成功したモデルといえます。

 ユニークなデザインと快適な乗り心地により、北米市場で高い評価を受けたムラーノは、同市場で2003年に5万6075台、2006年に8万1362台(初代のピーク)と実績を積み上げ、結局初代モデルは累計35万台以上の販売を達成。

 このスマッシュヒットを受けて、2008年に2代目ムラーノを投入。北米だけでなく、国内でもフルモデルチェンジしたのですが、残念ながら、ムラーノの日本市場での販売はこの2代目モデルをもって2015年4月に終了しました。

 そのため、日本でムラーノといえば、「終わったクルマ」と認識されがちですが、2025年現在でもムラーノの系譜は途絶えていません。

 2014年4月、日産はニューヨークモーターショーで3代目ムラーノを世界初公開しました。

 この3代目は、全長4887mm×全幅1915mm×全高1689mmのボディサイズとし、全長・全幅が2代目より拡大しています。

 エンジンは3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、後に2.5リッター直列4気筒スーパーチャージドエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが投入されました。

 3代目は中国市場にも投入されましたが、この中国仕様では2.5リッターガソリンエンジンを搭載したモデルも存在します。

 エクステリアの外観はより曲線を多用したデザインとなり、ヘットライトが「目尻が二段のギザ目」になっているのが大きな特徴です。

 インテリアでは特別感が増し、より上質な内装にグレードアップ。「プラチナム」グレードではキルティング加工のセミアニリンレザーシートが標準装備しており、さらに加飾も変更され、「SV」「SL」グレード(カシミア内装)にはライトウッド調トリムが採用され、高級感あふれる内装を実現しました。

 インパネ周りが圧迫感のないように低くデザインされているのも特徴。前席はより開放感が感じられるようになっています。

 使い勝手の良さが高く評価された3代目ムラーノは、やはり北米市場で人気が高く、2015年から2024年で累計56万台以上が販売されました。

 そんななか、2024年10月に4代目のムラーノ(2025年モデル)が公開されました。

 4代目では外観が大きく変更されており、デザインテーマは「エネルギッシュ エレガンス」。日産のクロスオーバーSUVのBEV(バッテリーEV)の「アリア」と似たデザインへと進化し、高く評価されています。

 ヘッドライトはシャープなデザインとなり、グリル周りは上質ながら頑丈でタフさを感じさせるものに一新。

 パワーユニットは、可変圧縮比技術を備えた、最高出力241hp、最大トルク260lb-ftを発生する2リッター直噴ターボエンジンを搭載し、これに9速ATが組み合わされます。

 インテリジェントなドライバー支援機能も充実。全方位運転支援システム(セーフティシールド360)が全モデルに標準装備され、「プロパイロット」(ProPILOT Assist)や「プロパイロット1.1」(ProPILOT Assist1.1)によって高速道路での走行をアシストします。

 フード部分を透過して前方を確認できる「インビジブル フードビュー」や、駐車時など真上から見下ろしたように車の周囲を表示する「インテリジェント アラウンドビューモニター」というカメラ技術など、先進システムも搭載されます。

※ ※ ※

 日本では2代目で系譜が途切れたムラーノですが、海外、特に北米市場では人気モデルとなっています。

 4代目へと進化した最新モデルは10年ぶりに日本市場で復活となるのか、ムラーノの今後の動向が注目されます。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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