スバル新型「フォレスター」最廉価グレードが「404万円から」! 初のストロングハイブリッド搭載&オプション要らずのフル装備! 実は「お買い得なSUV」と言えるワケとは?
6代目となるスバル「フォレスター」は、404万8000円という高めの価格設定となるのですが、受注が好調です。先代モデルよりも高額化したにもかかわらず、実は“お買い得”と言えるのですが、なぜなのでしょうか。
オプション要らずのフル装備!
発表当初は大幅な価格アップがウィークポイントになるのではと言われていたスバル新型「フォレスター」(6代目)ですが、蓋を開けてみると、初搭載されたストロングハイブリッドを中心に好調な受注を見せています。
新型フォレスターの価格アップはネックになっていないようですが、一体なぜなのでしょうか。

まず、価格アップの要因がストロングハイブリッドの採用ということが、ウィークポイントではない大きな理由です。
ハイブリッド車は、純エンジン車よりも価格が高くなるのは当然ですが、フォレスターは先代までストロングハイブリッドを搭載していなかったので、価格が一気に上がったように見えます。
そして、これは販売現場ではもちろんですが、購入するユーザーもしっかりと理解して受け入れているようです。
しかし、ハイブリッドシステムを搭載していない1.8リッターターボモデルも値上げされたのですが、それに対する不満などは出ていないのか不思議に思うところです。
実際、この点に関してもあまり大きな不満は上がっていないとのこと。その理由は各種装備の標準化にあります。
新型フォレスターの装備表を見てみると、ハンズフリーパワーゲートやステアリングヒーター、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイナビといったこれまでメーカーオプションとなっていたような装備が標準装着されているほか、ETCなどのディーラーオプションで扱われていたアイテムも標準搭載となっています。
ガソリンターボ車は404万8000円から、ストロングハイブリッド車は420万2000円からと、300万円台が中心だった先代モデルと比べると、新型は確かに高額化しているのですが、内容を見てみると実質的な値上げ幅はかなり小さいと言えます。
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エントリーグレードが400万円台に突入したと考えると、クラス的にも高い印象を受けてしまう新型フォレスターですが、内容を見てみると必要な装備がほぼ標準で備わっていて、実質的にはお買い得なミドルサイズSUVという見方もできます。
また、人気の高い装備を最初から標準装備にすることで、実売層が多い仕様の価格を抑えられたという側面もあるのかもしれません。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

















































































