マツダ新型「ロードスターRF」が高回転・高出力型へ進化! 2度目の改良で”ワクワク”を作った!?

マツダは「マツダ ロードスター」および「マツダ ロードスターRF」を改良し発売しました。今回の改良では、進化したガソリンエンジンを搭載し特別仕様車「Caramel Top(キャラメル トップ)」を「マツダ ロードスター」に設定、さらに先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を全車標準装備としています。

改良の最大ポイントは伸び感とワクワク感

 マツダ「ロードスター」は、発売されてから2度目となる改良を行い、ソフトトップモデル、ハードトップモデル共に気持ちの良い加速感をさらに造り込み、上質な乗り味を実現させ、安心・安全性能の充実、ユーザーからの要望でテレスコピックステアリングも採用し理想的な運転姿勢をとることが可能となりました。

「マツダ ロードスターRF」

 新型「ロードスターRF」に搭載されたSKYACTIV-G 2.0エンジンは、今回の商品改良で最大回転数を7500rpmとし高回転・高出力型へ進化させています。

 マツダのパワートレイン開発本部の藤冨 哲男さんは、「”グーンとどこまでも伸び続けるフィールを実現させたい”というのが開発のスタートラインでした。伸び感を達成するのに7500回転までエンジンを回しておかなければフィールが早めに終わってしまいます。エンジンを回すための手段がピストンやクランクシャフトなどの進化でした。

 どこまでも回転が伸び続けていく中で、ある点を過ぎたところからワクワクするんです。途中まではあまりワクワクしない、回転が上がってゆくとあとからワクワクするので、そこを作りました。ワクワクするのに必要な回転数が7500回転だったんです。

 進化のポイントですが一言で言うのは、なかなか難しいですが、わかりやすく簡単に表現するならばロードスターが目指すパフォーマンスフィールは、日常領域のどんなシーンでも軽快に意に沿った加速を楽しめ一度アクセルを踏み込むと低回転から高回転まで高い加速Gを感じ続けて、どこまでも伸びてゆく感覚です。

 トップエンドのところで高いGを感じ続ける躍度(やくど)を指標にしています。これを出力性能に落としますと最大トルクは5Nmあがり、最大馬力は26馬力、回転数も700回転上がっていますが、決してカタログ性能を上げることは考えてはいません」と語ってくれました。

 具体的には、高回転域での吸入空気量を増加させ、燃焼機関の短縮、吸排気損失と機械抵抗の低減を達成し、最高回転数を従来の6800rpmから7500rpmまで700回転引き上げ軽快な吹け上がり感と気持ちの良い伸び感(加速感)を実現させています。さらに、この改良で最高出力も158馬力から184馬力になり、燃費や環境性能も向上しています。

 加速性能を大幅に向上させた改良型は、低回転域から高回転域に出力を移行させ同等以上の燃費やトルクも向上させています。勿論低回転域でも十分なトルクを得るための改良は行われています。

左:27g軽量化された改良ピストン

 涙ぐましい努力の結晶が見て取れるエンジン内部品は、ワクワク感を実現させるために様々な改良が行われています。

 従来型のピストンと比べ改良型はおよそ27gの軽量化を行なっています。ピストン自体の大きさをショート化しスカート部分の面積も縮小させ、さらにシリンダー内の吸気や作動流体を強化、燃焼速度を上げて、耐ノッキング性と発熱率を改善し全回転域でトルク向上と排気の低減を実現しました。

 コンロッドは、肉抜きされコンロッドボルトを従来型よりも短縮しさらに縮小、コンロッド自体の重さを41g計量しています。ボルトを短くすることで耐久性など心配になりますが、全く問題ないそうです。

マツダ 新型「ロードスターRF」の詳細を写真で見る(15枚)

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