ド迫力の「“靴”車」公開! まさかの「トヨタ車」ベース!? 全長5mのビッグモデル「ブーツモービル」とは
2025年6月27日から3日間開催された「東京アウトドアショー 2025」にL.L.Beanから「ブーツモービル」が出展されていました。一体どんなクルマなのでしょうか。
インパクト大! トヨタ「ハイラックス L.L.Bean仕様」とは
2025年6月27日から3日間開催された「TOS(TOKYO MOTOR SYOW)2025」にL.L.Beanから「ブーツモービル」が出展されていました。
遠目ではクルマとはわからないブーツの形をしたこの1台。いったいどのようにして出来上がったのでしょうか。

L.L.Beanはアウトドアブランドとしてアメリカで創業。ブランドのなかでも最も有名なビーンブーツをモチーフとして2012年、創業100周年を記念して作成されたのが1台目のブーツモービルです。
今回出展されていたブーツモービルは日本用に作成された2台目。2014年にプロジェクトが始まり、3年の月日を経て2017年4月に日本デビューを果たしました。
この誰もの目を引くビーンブーツを作ったのは北海道にある幼稚園バス・園児バス製造メーカーである「光源舎オートプロダクツ」。
猫や機関車など、様々なモチーフをクルマに落とし込んでいるメーカーで、オファーが来たのも納得です。
ブーツモービルのベースとなった車両はトヨタ6代目「ハイラックス」で、2リッターのエンジンを搭載。
ベース車のボディサイズは全長4690mm×全幅1690mm×全高1600mmですが、ブーツモービルの完成車では全長5000mm×全幅1900mm×全高3400mmまで拡大されています。
L.L.Beanのアイコンにもなっているビーンブーツを3Dモデルに落とし込んで作ったブーツモービルは細部までこだわりを持って作成されています。
靴ひもは特注品で、直径40mm、全長20mの大型クルーザー係留用の八打ちロープ(複数の繊維束を8本組み合わせたロープ)。着色、装着は手作業で行われました。
実物のビーンブーツと同じ6つのホールにロープを通しています。ビーンブーツの指定ロゴも、3Dプリンターで出力して忠実に再現したものを車両用に加工して取り付け。
ナンバープレートは「19-12」となっており、ビーンブーツの誕生年の1912年を表しています。
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今回の出展について担当者は、以下のように話します。
「ビーンブーツはブランド創業のきっかけとなった靴であり、ブランドアイコンになっています。
そのアイコン商品が一目でわかるブランディングとして2017年にブーツモービルを作成しました。
アウトドアイベントを中心に、アイキャッチとしてブランド認知を広げるために出展しています。
反響としては、L.L.Beanといえばブーツなので、街中を走っているとみんな写真を撮ってSNSにあげてくれています」
ブーツモービルは車検に通っており、公道走行が可能。このため、渋谷や原宿、大阪などたびたび日本各地を走行しているといいます。
SNSにはブーツモービルの写真とともに、「大きいけどかわいい」「生涯このインパクトを超える車には出会わないだろう」「こんなに振り切ったものを作れるのはさすが」「質感が最高」「意外とかっこいい」などのコメントが寄せられていました。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。























