満タン後の「ちょい足し給油」何が“ダメ”なの? 夏の「セルフ式ガソリンスタンド」は注意が必要! やってはいけない「NG行為」の数々とは
取り扱うのは「危険物」であることを改めて自覚すべき
さらに、夏の暑さからくる「ながら給油」も危険です。
給油中のスマートフォン操作は注意力を散漫にし、吹きこぼれやキャップの閉め忘れといったミスを誘発します。
![ガソリン給油は「危険物」を取り扱っているということをお忘れなく![画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/10/20231031_Gasolene_003.jpg?v=1698727799)
また意外な盲点として、「携帯扇風機」の使用も推奨されません。
モーターから火花や静電気が発生するリスクがゼロではないため、危険物を取り扱う場所では、不要な電気製品の使用は避けるべきです。
誤給油も防がなければなりません。
セルフ式ガソリンスタンドの給油ノズルは、ハイオクが黄色、レギュラーが赤、軽油が緑と法令で定められています。
自分のクルマの油種をしっかり確認しましょう。
そして給油中は、子どもを含む同乗者は必ず車内に留まらせ、ドアや窓も閉めておきましょう。
過去には、子どもが給油を手伝おうとしてガソリンを浴びてしまう、痛ましい事故も報告されています。
さらに、万が一給油口から火が出てしまった場合に、絶対にやってはいけないことがあります。
それは「給油ノズルを引き抜くこと」です。
慌ててノズルを引き抜くと、燃え盛る燃料が周囲に撒き散らされ、一瞬で大規模な火災に発展してしまいます。
ノズルを差したまま、速やかにその場を離れ、大声で火災を知らせてスタッフに通報してください。
夏のドライブシーズン、セルフスタンドを利用する際は、1回1回の給油が危険物を扱う真剣な作業であることを再認識しましょう。
焦らず、集中して安全手順を確実に実行することが、自身と他者の命を守る上で不可欠です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




























