「希望ナンバー」20年 今の人気番号は? 品川でなぜか多い「3298」とは
人気の番号と抽選対象番号の関係とは?
全国共通の抽選対象と、地域ごとに抽選対象となっている番号について、全国自動車標板協議会は次のように話します。
「全国共通の抽選対象は、申請が集中すると予想してあらかじめ決めた番号です。これに対し地域による抽選対象は、その地域において思いのほか申請が多く、分類番号(ナンバープレート上部の3桁数字)やひらがなの組み合わせが枯渇する可能性のある番号を追加しているものです」(全国自動車標板協議会)
たとえば全国共通の番号に「2019」や「2020」がありますが、これは、2019年ラグビーワールドカップ、および2020年東京オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバーの交付にあたり追加したものだといい、「イベントが終わったあとは抽選対象から外すと思います」(全国自動車標板協議会)とのこと。全国共通の番号が特に申請が多いというわけではないそうです。
これら抽選対象の番号は、週あたりの払い出し枚数が決まっているので、申し込みの少ない週は当選確率が高くなります。希望ナンバーのウェブサイトでは、その週の申し込み状況を提示しているので、申請の参考にしてほしいと全国自動車標板協議会は話します。ただ、2018年1月から、分類番号にアルファベットを使えるようになり、組み合わせのパターンが相当広がったとのこと。
「どの番号も、枯渇の心配は当面ありません。もちろん無限ではないので、現在抽選対象となっている番号を積極的に外していくことは考えていませんが、これまでより払い出し枚数も増やしていきます」(全国自動車標板協議会)
当面は、抽選対象番号の新規追加もなく、今後問題がなければ、週当たりの払い出し枚数についてもウェブサイトで提示していく可能性があるとのことです。
ちなみに、ナンバープレートの地域名は、そのクルマの本拠地に応じて決まるので、自由に選ぶことはできませんが、「ご当地ナンバーが出たときには、東京の人で『奄美』を付けたいとわざわざ問い合わせをいただくことがありました。ナンバーから、地方のきれいなイメージに憧れを抱く方もいらっしゃるのでしょう」(全国自動車標板協議会)といいます。
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