トヨタ新「ランドクルーザー“ハイブリッド”」発表! 475馬力の「高性能モデル」に!? 3.5リッター「V6」×10速AT×モーターの「新モデル」豪州にも登場へ
トヨタのオーストラリア法人は2025年6月13日、フラッグシップSUV「ランドクルーザー300」のハイブリッド車(HEV)を、2026年上半期に現地で発売すると発表しました。
475馬力パワートレインのランドクルーザー
トヨタのオーストラリア法人は2025年6月13日、フラッグシップSUV「ランドクルーザー300」のハイブリッド車(HEV)を、2026年上半期に現地で発売すると発表しました。

ランドクルーザーは、1951年に登場した「トヨタ・ジープBJ」をルーツとする本格クロスカントリー車。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」を開発理念に進化を続けてきたトヨタの象徴的モデルです。
現行の300シリーズは2021年に登場。導入当初から需要が供給を大きく上回るなど、高い人気を誇っています。
今回オーストラリアで発表されたHEVは、3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと10速ATの間に、クラッチ付きのモータージェネレーターを組み込んだパラレルハイブリッドシステムを採用。力強い加速性能と高効率な燃費性能を両立します。
具体的なスペックは今後公表されますが、すでに中東市場向けに発表されている同様の仕様では、最高出力475馬力・最大トルク790Nmを発生。オーストラリア仕様でも同等レベルの性能が期待されます。
現在オーストラリア仕様に搭載されているパワートレインは3.3リッターV型6気筒ディーゼルエンジンです。今後はHEVがディーゼルモデルの後継を担い、電動化時代に対応する新たな主力グレードになる可能性があります。
同社副社長は「ランドクルーザーにHEVを導入することで、パフォーマンスと燃費の両立を図りながら、排出ガスを抑えた次世代のフラッグシップSUVをお客様に提供できます」とコメント。耐久性や悪路走破性といったランドクルーザー本来の価値を損なうことなく、環境性能を高めた選択肢として訴求していく方針です。
価格帯やグレード構成などの詳細は、2026年上半期予定されている発売が近くなり次第発表される見通しです。オーストラリアの広大で過酷な自然環境に鍛えられてきたランドクルーザーに加わる電動モデル。本格クロスカントリーの新たな基準になるかもしれません。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

























































































