トヨタ新「ハリアー」&「プリウス」発表! めちゃカッコいい「黒すぎデザイン」採用! “初設定”の特別モデル「ナイトシェード」がスゴい!
トヨタは「ハリアー」と「プリウス」の特別仕様車として「ナイトシェード」というモデルを新たに設定しました。米国では定番ともいえる、ブラックパーツで全体の雰囲気を引き締めたモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
トヨタ新「ハリアー」&「プリウス」発表!
トヨタは、「ハリアー」と「プリウス」に「Night Shade(ナイトシェード)」という特別仕様車を設定しました。
ナイトシェードは、日本ではあまり聞き慣れないネーミングですが、アメリカでは定番といえる仕様です。
日本のハリアー/プリウスのナイトシェードは、どのような特徴があるのでしょうか。

アメリカでは定番となっているナイトシェード(現地ではナイトシェード・エディション)ですが、いつから設定されたのかは正確には不明です。
少なくても2018年には「カムリ」、ミドルサイズSUVの「ハイランダー」、2019年にはミニバンの「シエナ」にも用意されていました。
フロントグリルやドアハンドル、アルミホイール、エンブレムなどのディテールをブラック系とすることで引き締めた仕様で、他社でもホンダは「オデッセイ」や「ステップワゴン」、日産は「GT-R」に、アウディは「A3」や「Q5」などに「ブラックエディション」を設定してきました。
メーカーやブランドによりネーミングなどは異なっても基本的な考え方は同じで、細部をブラックなどで統一することで、精悍なムードを演出しています。
トヨタは、北米向けにナイトシェードの名で上記の車種のほか、「カローラ」やプリウスなど多くのモデルに設定。トヨタに限らず定番的な手法だけに、旅先や映画、動画サイトなどでナイトシェードやブラックエディションを目にしたことがある人もいるかもしれません。
今回日本で設定されたハリアーのナイトシェードは、「Z“レザー パッケージ”」、「Z」という主力(上位)グレードに設定。
ブラックメタリック塗装のアッパーグリルをはじめ、ダーク仕様/ブラックレフのプロジェクター式LEDヘッドランプ、ツヤあり黒塗装のフロントグリルと前後バンパーロア、ロッカーモール。ブラック塗装のアルミホイール、車名とカーボンニュートラルのエンブレム(バッジ)が備わります。
ボディカラーは「プレシャスブラックパール」「ブラック」「プラチナホワイトパールマイカ」の3色が用意され、パワートレーンと駆動方式は、ハイブリッドの2WD、4WDの「E-Four」が設定されています。
一方のプリウスは、プラグインハイブリッドに特別仕様車の「G“ナイトシェード”」として追加されています。ツヤありブラックで、前後のバンパーロアグリルをはじめ、ドアハンドル、センターピラー、ホイールアーチを引き締めています。
さらに、センターオーナメント付の19インチブラックアルミホイール、前後のトヨタ・エンブレムと車名エンブレム、PHEVエンブレムをブラックでコーディネートしました。
そのほか、ブラック加飾のインパネ、黒基調のシートストライプ付スポーティシートでインテリアも精悍なムードに仕立てています。ボディカラーは、「プラチナホワイトパールマイカ」「アティチュードブラックマイカ」「アッシュ」の3色から選択できます。
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現行ハリアーはモデル末期といえる状況にあり、テコ入れが狙いと考えられます。
プリウスはハイブリッド車の人気ぶりに対して、プラグインハイブリッドは、約80万円高い価格設定ということもあり、ハイブリッド車の10%程度という販売比率を引き上げたいという思惑もあるのかもしれません。
現行プリウスのオーナーは、そのスタイリッシュなスタイリングを高く評価している人が多いはずで、ハイブリッド車にもナイトシェードが設定されれば、さらに人気が高まりそうです。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。







































