トヨタの欧州法人は2025年6月2日、新型「アイゴX GRスポーツ」を発表しました。

　このクルマは日本でも話題となり、様々な反響が寄せられています。

　アイゴXは、トヨタが欧州で展開しているコンパクトSUVです。

　初代モデルにあたるコンパクトカー「アイゴ」が登場したのは2005年のこと。当時「プジョー」や「シトロエン」ブランドの自動車の製造・販売を行っていたフランスの多国籍企業である「PSA」との共同開発で誕生しました。

　その後、2度のフルモデルチェンジを経て、現行モデルは2022年に登場した3代目。

　初代や2代目とは違い、3代目ではボディタイプがSUVに変わったため、車名も“アイゴX”に改められました。

　そして今回発表されたのは、上記の3代目モデルに新たに追加された「GRスポーツ」グレードです。

　GRスポーツの特徴としては、ボディカラーに専用の「マスタード×ブラック」というビビッドな2トーンカラーを採用するほか、黒いボンネットも取り入れ、エネルギッシュで目を引くルックスに仕上げられていることが挙げられます。

　またフロントグリルには、GRモデル共通のデザイン「Gパターンメッシュ」を採用。専用設計のアルミホイールも装着し、スポーティさを強調しました。

　走行性能においては、ショックアブソーバーとコイルスプリングに専用チューニングを施し、ハンドリング性能を向上させるとともにボディロールを最適化。

　電動パワーステアリングのフィーリングにも手が加えられており、よりシャープなレスポンスを実現しています。

　インテリアは、ブラックとグレーのアクセントとGRロゴの刺繍が施され、外装同様にスポーティな印象を演出。

　新採用の7インチデジタルコンビメーターと新デザインのコントロールパネルを採用したことで、洗練されたモダンな雰囲気を醸し出すほか、電子パーキングブレーキや2つのUSB-C充電ポートを標準装備し利便性を向上させているのもポイントです。

　パワーユニットには、ワンクラス上のコンパクトカー「ヤリス」やコンパクトSUV「ヤリスクロス」にも採用されている最新のハイブリッドシステムを搭載。システム全体で最高出力116馬力を発揮し、0-100km／h加速は10秒以下を記録しています。

　そしてこのハイブリッドシステムをアイゴXのコンパクトなボディに収めるため、トヨタはハイブリッド車において初めてバッテリーセルを縦ではなく横方向に配置。リアシート下のフロア幅に合わせて、2つのスタックを並べる構造を採用しました。

　この新しいアイゴX GRスポーツの車両価格は現在のところ未発表ですが、2025年末から欧州市場で発売される予定です。

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　このような特徴を持つ新型アイゴX GRスポーツは、日本のSNSでも話題に上がり、

「これは売れる！」

「トヨタはアイゴXを日本でも出すべき」

「この小ささは日本の道路にも最適だね！ ぜひ国内発売して欲しい」

「可愛いデザインがいいね～！ こういうクルマ大好きです」

「ヤリスより安いんでしょう？ 完全に軽自動車キラーになりえるモデル！」

「トヨタさん日本導入をお願いします…マジで買うので」

　といったコメントが見られ、日本での展開を希望する声が多く見られます。

　また、日本市場においてトヨタのエントリーモデルを務めるヤリスよりも小さな普通車ということから、軽自動車にとって脅威になりうると予想する投稿も。

　このように、新型アイゴX GRスポーツは従来のラインナップとは異なる魅力があると感じているユーザーが少なくないため、もしも日本で展開された際には人気モデルに躍り出る可能性も否定できません。