ダイハツ新型「スライドドア 軽ワゴン」発売! 7代目で大幅進化の狙いは? ムーヴが「軽の魅力の決定版」となる理由とは
タントとの差別化は? フルモデルチェンジまで長かった理由は?
ダイハツでは既にスライドドアを採用したタントを主力車種として展開していますが、今回のムーヴとはどのように差別化を図るのでしょうか。
商品企画部の中沢氏は「タントは、ダイハツの中心になって、セールスのボリュームとしても非常に大きいということで、幅広いお客様に使っていただいています。依然として広さ・スペースを中心とした使い勝手を期待するお客様、もしくはそのサイズからくる存在感そのものによる付加価値を期待するお客様に選ばれています」と説明します。
一方、新型ムーヴについては「どちらかというと車全体のバランス、その走りですとか、値段、性能など、そういったものを付加価値というよりは全体のバランスを見て見極めていく。もしくはタントに比較するともう少し、運転する際の安心感とか安定感みたいなこと、そのサイズ感からも感じられるようなお客様、そういったところが違いです」と語っています。

最後に、今回のフルモデルチェンジが従来よりも長い期間を経ての実施となったことについて、商品企画部の中沢氏は次のように説明しています。
「確かに昔は自動車市場が好調で、1つのモデルを2年近いサイクルでモデルチェンジをして、話題を喚起して需要を確保していくということをやっていたと思います。
それが今、一般論でいっても少しモデルのサイクルは長くなっており、最短でいっても6年近くなっているのではないかという環境にあります。
またダイハツのラインナップも増えていて、30年前はハイゼット、ミラー、ムーヴが新しいRVとして登場した程度でしたが、今はキャンバスやタント、タフト、イース、そして海外にもたくさんモデルを展開するようになり、ロッキーやトールといったクルマもあります。
そういった中で、1つ1つのモデルを丁寧に、しっかりとその使命を立たせる期間を丁寧にやっていこうと考えています」
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このように、新型ムーヴはダイハツの長年のノウハウと最新技術を注ぎ込んだ、時代に合った進化を遂げた1台と言えます。
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