なぜ「免許センター」は「電車で行けない場所」にあるの?「バスで40分かかる…」「わざと駅から遠くに作ってない!?」と大反響! 知れば納得の「やむを得ない事情」とは!
「運転免許センターは、なぜ電車で行けない位置に設置されがちなのか」これはネット上でも多くの共感を呼んでいるテーマです。その理由について、警察の回答とともに解説します。
なぜ「免許センター」は「電車で行けない場所」にあるの?
「運転免許センターは、なぜ電車で行けない位置に設置されがちなのか」
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これはネットやSNS上でも多くの共感を呼んでいる疑問です。
各地域に設置された運転免許センターの不便さの実態とともに、上記の質問を警察に聞いた際の回答を紹介します。

まず、各地域の不便さの実態について。
運転免許センターに行く機会があるのは、「免許を更新する際」と「免許を新規取得する際」の2つです。
更新であればクルマで行けばいいのですが、新規取得する段階ではまだ免許を持っていないため、公共交通機関あるいはタクシーで行くしかなく、駅から遠いのは大きな問題となります。
たとえば東京都の「府中運転免許試験場」は、JR中央線武蔵小金井駅や東小金井駅から徒歩30分、西武多摩川線新小金井駅や多摩駅からでも、やはり所要時間は徒歩30分ほど。
京王線からの徒歩での到達はもはや非現実的で、バスに乗るしかありません。
ほかにもSNSへの投稿では「栃木の鹿沼免許センターがまさにこれです…」という声が見られました。
「鹿沼免許センター」は宇都宮と鹿沼の中間の「鉄道空白地帯」にポツンとあり、宇都宮駅からバスで30分以上、最寄りである東武日光線楡木駅からもバスで6km以上の道のりを行くしかないのです。
また京都府民にとっても運転免許センターは僻地であり、通称「羽束師(はづかし)免許センター」といわれる試験場は、JR京都線・阪急京都線・京阪からいずれも遠い、桂川沿いの鉄道空白地帯にあります。
到達にはバス移動が必須で、「もはや意図的に不便さを追求して作ったように感じる」とコメントしている人まで存在する状況です。
さらに「富山県の免許センターも最寄り駅から歩いて40分かかります…」という声も。
この「高岡運転免許更新センター」は高岡駅前ですが、試験場は旧JRの「東富山駅」から2km離れており、バスで行くなら富山駅から乗ることになります。
そのほかにも「青森は徒歩40分の場所にある」「岐阜県の免許試験場はバスでも40分ですよ!」「バスで20分の滋賀県はまだましなのか?」「神奈川の二俣川も遠いです」「もっと全国的に免許センターの数を多くしてほしい」といった意見が見られます。
自動車学校も、おなじように広い土地が必要だが、免許センターほど僻地ではないけどね。