東京都と神奈川県をつなぐ新たな都市計画道路「稲城南多摩線」が2025年2月10日に開通。

　金メダリストも早速現地を走行し、喜びの声を投稿したところ話題に。これに対しネット上でも反響が集まっています。

　2月に開通を迎えたのは、稲城市内で開発整備中の「南山地区」をつらぬく都市計画道路「稲城南多摩線」です。

　もともと稲城駅南東の丘陵地帯に広がるニュータウンへアクセスする道路として整備されてきましたが、今回の全通により、「ランド坂」を経由し都県境を越えて丘陵の南側である川崎市内へアクセス可能になりました。

　南山地区にとって京王相模原線の稲城駅が最寄り駅だったのが、山を越えて小田急の読売ランド前駅へもアクセスしやすくなりました。また、川崎市側から府中方面へもアクセスが向上しています。

　2021年にはこれに先行して、東京側と川崎側のよみうりランド地区をつなぐ山道を再整備した「稲城よみうりランド坂トンネル」が開通。その「ループ部分」に今回の稲城南多摩線が接続した形です。

　当エリアでは、読売ジャイアンツの新球場と周辺施設をそなえた「東京ジャイアンツタウン」が整備中。開業後は利用者が殺到することが予想され、周辺の道路整備が進行中。

　道路整備計画はこれだけでなく、中央道稲城ICに直結する「稲城大橋」からさらに南下し、南山地区へつながる最後の区間も工事が続いています。ループ状だった「ランド坂」は将来的に十字路として完成を迎えることとなります。

　さて、この念願の新道路に関心を寄せていたのが、自転車ロードレースのパラリンピック金メダリストである杉浦佳子さんです。

　杉浦さんは、開通翌日の2月21日、早速現地をサイクリング。自身のSNSで「開通直後に私も通ってみました。自転車道は走りやすくて適度な斜度。街が見渡せて気持ちよく走れました！」と、感想をつづっています。

　投稿には450件以上の多数の「いいね」があったほか、コメントで「良いですねぇー」「えーすごい何これ。走りに行きたい」という声も。これに対し稲城市の高橋勝浩市長も「金メダリストにも、早速ご利用いただきました！」と喜びのコメントを投稿していました。

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　ネット上では「この道いいよね」「気になってた、この工事の区間」「稲城市すごいなぁ」と期待の声が。

　また杉浦さんも「ニュースになってた！」というコメントを投稿しています。

　それに対し、別のユーザーも「多摩の丘陵地帯を迂回してた道路、どんな感じになってるのか興味深い。ひとまず自転車で走りに行って確認だわ」と、関心を高めている様子でした。