ロングセラーを誇るトヨタの商用車「プロボックス」は、2024年4月5日に一部改良も実施され、さらなる進化を遂げました。

　同車について現在どのような評判が見られるのでしょうか。

　プロボックスは、トヨタが製造・販売するライトバン型の商用車。

　初代モデルが登場したのは2002年で、当初は現在のような商用ライトバンタイプにくわえて、乗用車となるステーションワゴンタイプもラインナップされていました。

　そして2025年5月現在まで公式にはフルモデルチェンジされていないものの、2014年に施されたマイナーチェンジではプラットフォームを刷新。前半分が従来の初代「ヴィッツ」と共通のものから11代目「カローラ」シリーズと共通のものに進化し、さらにエンジンやトランスミッションも変更となるなど、中身を大きく変えました。

　これが事実上のフルモデルチェンジとなっており、上記のモデルが現在も販売され続けています。

　ボディサイズは、全長4245mm×全幅1690mm-1695mm×全高1525mm-1530mm、ホイールベースは2550mm。

　取り回しやすくちょうどいいサイズの車体に加え、A4コピー用紙箱を89個積載可能なラゲッジスペース、スマートフォンを固定できるマルチホルダー、1リットルの紙パックも入れられる大きなドリンクホルダー、A4サイズのノートパソコンや弁当箱を置けるインパネテーブルといった、商用車として便利な装備を多数備えているのが現行プロボックス魅力です。

　さらにフロントシートの形状にも配慮が見られ、長時間の運転でも身体への負担を減らした構造としたうえで、リクライニング角度を最大76度まで可能に設計。休憩や仮眠をしやすいように作られています。

　パワーユニットは、1.3リッター直列4気筒エンジン／1.5リッター直列4気筒エンジン／1.5リッターハイブリッドシステムの3種類を用意。

　1.3リッターエンジンは最高出力95馬力・最大トルク121Nm、1.5リッターエンジンは最高出力109馬力・最大トルク136Nm、1.5リッターハイブリッドはシステム全体で最高出力100馬力を発揮します。

　そんなプロボックスは基本的には商用車ですが、近年ではアウトドア風カスタマイズのベース車として、一般ユーザーからも注目を集めるようになりました。

　車両価格（消費税込）は、152万9000円から205万2000円で販売中です。

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　このように、商用車として活躍する様々な特徴を持ちあわせたプロボックスについて、現在SNSなどではさまざまな反響が見られます。

　まず見られるのが、「今時この新車価格！！」「トヨタのストロングハイブリッド最安の価格」「広い荷室は車中泊も可能。合理主義者の俺にピッタリ」「買って乗ってコスパ良すぎてビビった」という声。

　軽自動車でも200万円近い価格設定が当たり前の現代において、152万9000円からという価格は破格ともいえ、金額に対する見返りにおいてはトヨタ車の中でも随一、と考えるユーザーがいるようです。

　次に見られるのが、「仕事の日にプロボックスのハイブリッド乗れると嬉しい。トヨタ車の中で一番好き」「どんだけ走っても全然疲れませんね」「ファミリーカーとしても最高に便利なクルマですよ」「腰にも負担かかりにくいしね～」という声。

　やはり形状にこだわって作られたフロントシートには一定の評価が上がっており、長距離を走っても疲れない、腰に負担がかからないという乗り心地は、仕事のモチベーション向上にも役立っている様子がうかがえます。

　そのほか珍しい意見として、「トヨタさん、爆速の『GRプロボックス』も作ってくれませんかね？」という声も。

　“GR”は、トヨタガズーレーシングが展開している、トヨタ車の中でも走りを追求したブランドで、プロボックスを商用車としてのみ売り出すのではなく、走りに特化したモデルがあってもいいのではないか、とする意見でした。

　このように、厳しいビジネスの現場からも高い支持を得ているプロボックスは、今では商用車の域を越え、普段使い用のクルマやスポーツ走行を楽しむモデルとしても、ユーザーから注目を集めているようです。