2025年5月7日に発表された電動三輪自動車「VIVEL TRIKE」は、株式会社バブルによって展開されているシリーズの最新モデルです。

　販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

　近年、EV三輪自動車は維持費の安さや環境への配慮といった点で注目を集めています。たとえば、走行に必要な電気代は一般的に100kmあたり約80円とされ、これがファミリーのみならず幅広い世代を魅了するポイントとなっているかもしれません。

　くわえて、車検やガソリン補給が不要な点も大変な利点で、多様なユーザーに支持される要因となっています。

　また、二輪でも四輪でもないといった独自性が、デザインや使い勝手の面で支持されることもあるようです。

　VIVEL TRIKEシリーズは、2023年モデルの登場以来、家庭用電源で充電できる手軽さと普通免許で運転可能な利便性から、高齢者や子育て世帯を中心に需要が高まりました。

　株式会社バブルは、神奈川県伊勢原市にあるバイクショップで、原付バイクやVIVEL TRIKEをはじめとしたEVモビリティなどの取り扱いをおこなっています。

　2024年の改良では、最大3人乗車が可能な設計や豊富なバリエーションが好評を博しました。

　現在では、都市部の短距離移動や観光地の巡回用としても活用が進んでいるようです。

　ボディサイズは全長2260mm×全幅1070mm×全高1620mmとコンパクトで、取り回しのしやすいサイズ感となっています。

　室内は3人乗っても十分な広さが確保でき、後部には荷物が積載可能なラゲッジスペースも確保されており、全体の積載重量は200kgまでとなっています。

　走行性能については、モーター出力やバッテリー容量の違いによって、「ST1500」「ST2000」「Li1500」「Li2000」の4モデルが設定されており、いずれも静音性や操縦安定性が特徴です。

　ST2000では最高速度50km／hで最大航続距離50km、Li1500では最高速度50km／hで最大航続距離約120kmを実現。

　バッテリーの性能は、ST1500とST2000が鉛バッテリーを、Li1500とLi2000がリチウムイオンバッテリーを搭載し、充電は家庭用100Vで7〜10時間が目安となっています。

　充電には少し時間がかかりますが、睡眠中の充電は危険を伴うため推奨されていません。

　ボディカラーはホワイト、ブラック、グレー、ディープレッドの4色展開で、オプションでカスタムステッカーも選択できます。

　さらに2025年モデルでは、利便性と快適性を高めるさまざまな改良が施されています。

　新たに搭載されたJ1772規格の充電ソケットにより、ENECHANGEなどの充電ステーションが利用可能となりました。

　また、安全性を高めるためサイドブレーキが新設されたほか、雨天時に役立つ雨除けサイドカバーが全車標準装備に。
　
　スマートフォンの高速充電が可能なUSB PDポートも追加されています。

　それでは、VIVEL TRIKEの販売店ではどのような反響があるのでしょうか。

　関東圏の販売店担当者は次のように話します。

「数多くのお問い合わせをいただいております。

　試乗のご希望や在庫状況の確認など、全国から毎日のようにご連絡をいただいております。

　在庫ですが、人気のLi2000モデルのホワイトはすでに在庫1台という状況となっており、全体的に納車まで2ヶ月ほどお待ちいただくことになります。

『サイドカバーが最初から付いているのが助かる』『急速充電に対応しているのは、街中を走る時に安心』『サイドブレーキが付いていて、車感覚で使えるのはすごく快適』など、多くの方から高く評価していただいております」

　また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。

「40代から70代の方まで幅広い年代のお客様から、多くのお問い合わせをいただいております。

『維持費も段違いに安いし、軽自動車からの乗り換えにちょうどいい』『幹線道路であっても一番左の車線なら十分快適に走れる』というふうに、走行安定性と居住性の高さが好評いただいております。

『子供2人の送迎もスムーズに乗り降りできるから安心』『見た目とシンプルなボディカラーが親しみやすい』という声もあり、特に実用性と親しみやすさを兼ね備えている点に関して注目度が高いようです」

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　VIVEL TRIKEは、日常生活に取り入れやすい機能と価格帯を両立しており、2025年モデルでは実用性と快適性がさらに向上したと言えそうです。

　なお、販売価格（消費税込み）はST1500が63万円、ST2000が69万円、Li1500が79万円、Li2000が84万円となっています。