スズキの「ジムニー“トラック”」!? 「レトロ顔」×荷台付きで超カッコいい! アウトドア“最強”な2人乗り仕様「シエラ ピックアップスタイル」がスゴかった!
市販化の実現にも期待大!
加えてジムニー ピックアップには、実用性だけでなく「情緒性も備えたプロダクト」としての思想が込められていました。
とくに、ウッド調パネルやメッキのパーツ類、クラシックなバッジデザインの数々は、実用車という枠を超えて「愛着が湧く相棒」してのキャラクターを際立たせていたのです。
![市販化に期待大! スズキ「ジムニーシエラ ピックアップ」[「東京オートサロン2019」出展モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/05/20230502_suzuki_jimny_001.jpg?v=1683020657)
注目すべきは、最大の特徴である荷台の設計意図です。
アウトドアユースを前提に設計されたこのベッド部分は、キャンプ用品、工具、釣り具といった汚れても気にならない荷物をそのまま積み込める空間として高く評価されました。
構造的には軽トラ由来の堅牢性がしっかりと残されており、道具としての信頼感も十分です。
こうした「ハードな道具」と「心地よいデザイン」の融合は、単なるショーモデルの範疇を超えた提案といえるでしょう。
来場者の反響も大きく、会場では「このまま売ってほしい」「使い倒したい」という声が聞かれていました。
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カスタムカーの存在意義は、「見せるため」から「暮らしの一部として溶け込むため」へと進化しつつあると筆者(佐藤亨)は考えます。
ジムニー ピックアップはその先駆けともいえる存在であり、「カスタムとは生活を豊かにする手段」という本質をあらためて感じさせてくれるものでした。
参考出品からすでに6年が経過していますが、いまだ市販化が期待される1台といえます。
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