新車約114万円! 日産の「軽トラック」がスゴい! MT&4WDの「“あぜ道”最強仕様」もカッコいい! 販売店に寄せられた「クリッパートラック」の反響とは

国産の軽トラックは人気が高く、日産でも「クリッパートラック」を展開していますが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

幅広いユーザーから支持される「軽トラック」に寄せられた声とは

 日本の津々浦々で活躍する軽トラックは、国産各メーカーからさまざまなモデルがラインナップされ、ユーザーの需要に応えています。

 なかでも日産は、2024年5月に従来の車名を変更して一部改良を施した「クリッパートラック」を発売しています。販売店ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。

MTもあり!
MTもあり!

 初代クリッパートラックは、三菱「ミニキャブトラック」のOEMモデルとして2003年にデビューしました。

 そして2012年の改良と同時に、名称を「NT100クリッパー」に変更し、その後2013年のフルモデルチェンジでスズキ「キャリイ」を基盤とする二代目に移行しています。

 2024年5月には前述の通り一部改良を施し、それを機に初代の車名が復活しました。

 現行モデルのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1765mm。ホイールベースは1905mmです。

 660cc自然吸気エンジンに5速MTまたは4速ATを組み合わせ、駆動方式は後輪駆動の2WDとパートタイム式4WDを設定します。

 特に4WDでは、5速MT車に「デフロック機構」や「ハイ(H)/ロー(L)2スピードトランスファー」を設定し、農道などのぬかるみ路面の走破性を高めています。

 一方4速AT車には「ブレーキLSD」を設定し、こちらもぬかるんだ路面などで空転した際の脱出に効果を発揮します。

 軽キャブトラック最長クラスの荷台フロア長1940mmを確保するほか、荷台幅1405-1410mm。床面地上高も650mmでクラス最低水準で、重いコンテナや角材などの積み降ろしを少ない力でおこなえます。

 このほか「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を「セーフティパッケージ」として設定しています。

 グレードはベーシックな「DX」と、装備の充実した「GX」を基本に、農業での需要に対応する4WDモデル「DX農繁」や、「保冷車」など荷室を特定の用途に特化させた商用特装車「ワークユースビークル」シリーズも同時に展開されています。

 2024年の改良では、ヒルスタートアシストやアイドリングストップ、後退時車両直後確認装置を全車標準装備とし、積載時の発進や狭い現場での後退時に感じる不安を軽減しています。

 そんなクリッパートラックについて、販売店ではどのような反響があるのでしょうか。

 関東圏の日産販売店担当者は次のように話します。

「(都市部の店舗ということもあり)法人のお客様から多くのご注文をいただいております。

 直近では『荷物の出し入れがしやすい』という理由で、リフォーム業者の方からもオーダーがありました。

 一方でアウトドア趣味で購入されるお客様も一定数いらっしゃいます。

 いずれのお客様も基本的には以前から日産のクルマに乗られており、メンテナンスなどの都合で(競合他社の軽トラよりも)優先して選ばれているようです」

 また、関西圏の日産販売店担当者は次のように話します。

「『ヒルスタートアシストがあるので、重い荷物を載せていても安心して運転できる』『4WDの性能が田んぼのあぜ道でも頼りになる』などと好評をいただいております」

 なお同店では、オプションの選択肢があって使い勝手が良く、価格も安いことなどから、ベーシックなDXに人気が集まっているとのことでした。

※ ※ ※

 名称復活と装備充実によって生まれ変わったクリッパートラックは、ビジネスや農業、漁業などの現場での即戦力として、さらに趣味用途でも選択肢を広げています。

 また先進安全装備の拡充は現場の安心につながり、法人・個人を問わず幅広い層から支持を得ていることがうかがえます。

 クリッパートラックの車両本体価格(消費税込み、以下同)は114万700円から161万3700円までです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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