3年ぶり復活のトヨタ最新型「ヴィッツ」がスゴイ! 全長3.7m級ボディ採用&MT設定もあり! 約136万円の超コンパクトモデルが南アで展開中?
かつて日本で販売されていた「ヴィッツ」。その車名持つクルマが南アフリカで販売されているといいます。いったいどのようなモデルなのでしょうか。
復活の「ヴィッツ」の正体とは?
1999年から3代にわたり販売されたトヨタのコンパクト・ハッチバック「ヴィッツ」は、2019年のフルモデルチェンジに伴い、車名が「ヤリス」に統一され、日本市場では“ヴィッツ”という名称は消滅しました。
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しかし、南アフリカではその車名が現在も継続して使用されており、新車販売されています。

南アフリカ市場で販売されるヴィッツ(以下、南ア仕様ヴィッツ)は、トヨタとスズキの業務提携により、スズキのインド子会社であるマルチ・スズキが開発・製造するコンパクト・ハッチバック「CELERIO(セレリオ)」のOEMモデルです。
2023年に登場したクルマで、日本で消失してから3年後の復活となりました。
南ア仕様ヴィッツは、全長3695mm×全幅1655mm×全高1555mm、ホイールベース2435mmというコンパクトなボディサイズで、最高出力67PS・最大トルク89N・mを発生する1.0リッター直列3気筒ガソリンエンジンを搭載しています。トランスミッションは5速MTまたはAMT(セミAT)から選択可能で、駆動方式はFF(2WD・前輪駆動)となっています。
燃費性能も優れており、低燃費と経済性を重視したエントリーモデルとして位置付けられています。
南ア仕様ヴィッツは、精悍なヘッドライトとアグレッシブなフロントグリルを採用した印象的な表情をしており、ボディラインは抑揚のある曲線によって、躍動感がありコンパクトカーらしからぬグラマラスな形状となっていますが、そのエクステリアは、セレリオと基本的に共通です。
変更点は、フロントグリルやバッジがトヨタ仕様となっているくらいです。
また、コンパクトカーにしては車高が高く、腰高な印象を受けるのは、まだまだ悪路が多いインドや南アフリカの道路事情を考慮した、高い最低地上高のためかと思われます。
インテリアには、7インチのタッチスクリーンディスプレイが採用され、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。利便性も確保されています。
安全装備としては、デュアルエアバッグ、ABS、EBD(電子制御ブレーキ配分)、リバースパーキングセンサーなどが標準装備され、エントリークラスながら一定の安全性を確保していました。
南アフリカ市場における「ヴィッツ」の販売価格は、6万9899ランド(1ランド=8円の為替レートで約136万円)からで、AMTモデルが21万4900ランド(同約172万円)から設定されていました。
SNSなどでは、「日本でもこういう手頃なモデルが欲しい」「コスパが良さそう」といった声も見られ、日本市場への手頃なコンパクトカーのニーズの高さがうかがえます。
南アフリカで展開された「ヴィッツ」は、スズキとの提携によるOEM供給の成果のひとつでしたが、今後もトヨタとスズキの協業がどのように進化していくのか注目しましょう。
くるまのニュースをスマホで見てますが、とても見難い。何とかして欲しいと思います。