約95万円! スズキ「“新”スーパーキャリイ」に反響多数! 「軽規格超え」ビッグトラックに「国内需要もありそう」「今がチャンス」の声も? 5速MTのみのインド仕様に寄せられた“熱視線”とは
スズキのインド法人であるマルチスズキは2025年3月4日、ミニトラック「スーパーキャリイ」に新たな横滑り防止装置「ESP」搭載モデルを追加しました。日本では売られない小型トラックに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
国内で空白の「小型トラック市場」に導入するのもありでは!?
2025年3月4日、スズキのインド法人であるマルチスズキは、ミニトラック「スーパーキャリイ」に新たな横滑り防止装置「ESP」搭載モデルを追加しました。同クラス・同市場で初めての搭載だといいます。
日本の「キャリイ」とは異なる独自モデルに対し、SNSなどには多くの声が集まっていました。

2016年のデビュー以来、スーパーキャリイはインドで22万台以上を販売した2人乗りミニトラックです。
軽自動車規格のキャリイや、キャビンを広げたキャリイ派生モデルである日本版「スーパーキャリイ」などとは異なり、インドのニーズや諸要件を満たすかたちで開発されました。
信頼性の高さと相まって、今ではインド小型商用車市場を牽引するほどの人気モデルだといいます。
ボディサイズは全長3800mm×全幅1562mm×全高1833mm、ホイールベース2110mm。荷台は長さ2183mm×幅1488mm、最大積載量740kgです。
外装は極めてシンプルで、実用性に特化しています。内装も同様に簡素で、エアコン、パワーウインドウ、エアバッグなどは備わっていません。
パワートレインは1.2リッター直列4気筒エンジンに5速MTの組み合わせで、ガソリン仕様が最高出力80.7PS・最大トルク104.4Nm。CNG(圧縮天然ガス)仕様は最高出力71.6PS・最大トルク95Nmです。
今回新たに搭載されたESPは、先進国では標準装備が当たり前ですが、新興国では商用車などを中心に非搭載モデルが設定されているのが現状です。
インドでの価格は、56万4000ルピー(約95万円)からとなっています。
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そんな日本では売られない小型トラックに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「日本では田んぼのあぜ道で走れないと話にならない」「軽サイズのほうが使いやすい」「軽トラは最強」といった声でした。
日本独自の軽規格は国内の道路環境にマッチしたもので、多くのあぜ道も軽トラックがギリギリ通れるほどの道幅が確保されているほどです。
いっぽうで「軽トラックの上は(積載量)1トン超えばかりだから需要はあるかも」「小型トラックとして国内導入する手もあるのでは」との意見も見られます。
ライバルのダイハツはこれまで、インドネシア製で750kg~800kg積みの「グランマックス トラック」(およびOEMのトヨタ「タウンエース トラック」/マツダ「ボンゴ トラック」)を国内導入していました。
しかし同社の不正問題にともない、国交省の型式認定取り消しを受けたため、2023年末に販売が終了しています。
現在空白となっている市場だけに、スズキにとっては大きなチャンスかもしれません。
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