トヨタのアメリカ法人は2025年4月3日、ピュアスポーツモデル「GRスープラ」の新たな特別仕様車「GRスープラ MkV（マークファイブ） ファイナルエディション」を現地で発表しました。

　初代スープラ（日本名セリカXX）は1978年にデビュー。現行モデルは第5世代にあたり、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルとして2019年に発売されました。

　GRスープラは1年後の2026年春をもって生産終了となることがアナウンスされており、日本では集大成として特別仕様車「A90 ファイナルエディション」（1500万円・税込）が2025年3月に発売されました。

　今回アメリカで発表されたMkV ファイナルエディションは日本のA90ファイナルエディションとは異なる内容ですが、第5世代の最終版という名からも想像できるように、現行モデル最後の特別仕様車として北米限定1300台で販売されます。

　エクステリアではカーボンファイバー製のフロントスパッツ・リアスポイラー・ドアミラーカバー、マットブラックの19インチ鍛造ホイール、そしてオプション設定の「GT4スタイルパック」が特別アイテムです。

　GT4スタイルパックはレース専用車「GRスープラ GT4 EVO2」からインスピレーションを受けたもので、マット仕上げの専用ボディカラー（2色）、GRのグラフィック、赤いドアミラーカバーによって、レーシーな雰囲気を演出します。

　インテリアはアルカンターラ＆レザーシートに刺繍されたGRロゴや赤いステッチ、シフトノブの赤いリング、赤いシートベルトなどが特別アイテムとなります。

　パワートレインに変更はなく、最高出力382ps・最大トルク368lb-ftを発生する3リッター直列6気筒エンジンに6MTまたは8ATを組み合わせています。一方、足回りはブレンド製ブレーキの大径化、サスペンションやショックアブソーバー、スタビライザーなどの強化によって、運動性能を向上させています。

　価格はMT車、AT車ともに6万7950ドル（約1000万円）です。