トヨタ「角目スープラ」完全復活で初公開! “直6エンジン”搭載した姿に「やっぱりカッコイイ!」の反響殺到! 熟練“匠の技術”でレストア完了した「A70型」に大注目!
TOYOTA GAZOO RACINGは、「オートモビル カウンシル2025」にブースを出展し、レストアの完了したスポーツカー「70スープラ」を展示しました。
トヨタ「リトラのスープラ」完全復活で初公開!
トヨタのスポーツブランド「TOYOTA GAZOO RACING」は、幕張メッセ(千葉市美浜区)で同年4月11日から13日まで開催の「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル2025)」にブースを出展し、レストアの完了したスポーツカー「スープラ(A70型:以下、70スープラ)」を展示しました。

オートモビル カウンシルとは、「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的とする自動車イベント。
往年の名車から最新モデルまで一堂に展示されることから好評を集め、今回で第10回の開催となっています。
そしてTOYOTA GAZOO RACINGは、この会場内のブースにおいて同車の実施している取り組み「GRヘリテージパーツプロジェクト」を紹介。
GRヘリテージパーツプロジェクトとは、かつてのトヨタの名車を愛用しているオーナーに今後も乗り続けてもらえるよう、廃盤となった補給部品を復刻したり、純正部品として再販売する取り組みです。
この取り組みに採用された最初のモデルが「A70型/A80型スープラ」で、部品供給が2020年にスタート。
その後、様々なモデルにも拡大し、現在では「2000GT」「AE86」歴史的なスポーツカーのほか「ランドクルーザー40」なども対象に加わっています。
そして今回開催されたオートモビル カウンシル2025では、この取り組みのスタートを飾った70スープラを、「70スープラ レストア プロジェクト」のコンセプト車両として展示しました。
レストアの対象となった70スープラは、KINTOが運営する旧車を楽しむコミュニティ「Vintage Club by KINTO」においてレンタカーとして稼働していた個体で、先述の復刻パーツ「GRヘリテージパーツ」を用いつつ、「GR Garage富山新庄」にてレストアを実施。
しかし1992年式のモデルゆえ、33年の時間経過によってボディ全体的にサビが発生しており、中でも燃料タンクの上部(スペアタイヤを配置する場所)には地面が見えるほど大きな穴も開いていたそうです。
また、歴代のオーナーのDIYによる自家塗装や雨漏り対策の修理跡も見受けられたため、それらも全て丁寧にレストアしました。
その範囲は車体全体に及び、塗装に至っては丸ごとやり直し。当時の油性塗装は使用できないため、水性塗装に変更しましたが、現在の塗装の方が品質が良くなっているため、むしろ長持ちするとのこと。
この70スープラのレストアでとくに苦労した点について、TOYOTA GAZOO RACINGのスタッフに話を聞いてみました。
「レストアはまずどこまで対応するか事前に方針を決めて、そこからパーツを外していくのですが、『まさかここに穴が開いていたか!』ということもありました。
また、何でもかんでも部品を新しくするのではなく、ピストンなど元々のパーツの状態が良ければ、洗浄してそのまま再利用することもありますので、その判断が大切です。
今回レストアにあたった整備士の中には、新車当時の70スープラを知っている熟練のメンバーもおり、『ここが傷みやすい』といった長年の知見が活化されています。
最初は正直なところ『この状態から直せるのか…?」という感じもありましたが、どんどん綺麗に出来上がっていく姿を見ながら楽しんで進めることができました」
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こうしてレストアの完成した、70スープラの実車展示について、来場者からは「昔乗ってました!懐かしいなぁ」「これ憧れだったんです」「やっぱりカッコイイですね!」「レストアプロジェクトは知っていたので完成した姿が見れて嬉しい」といった反響がありました。
なお、オートモビル カウンシル2025は、4月13日まで開催されていますので、気になった方はぜひ会場でレストアの完了した姿を確認してみてはいかがでしょうか。
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