スバル斬新「観音開きクーペ」に注目! “400馬力”の「水平対向ツインターボ」搭載&伝統の4WD採用! “独自デザイン”採用したスイスで公開の「B11S」とは?
「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」の開催が半年後に迫り、世界各国でもモーターショーの開催を控えています。今回はスバルが過去に発表したモデルのなかで、独自性と先進性を兼ね備えたデザインで注目を集めた「B11S」を紹介します。
斬新デザインのハイパワー水平対向スポーツカー
2025年10月30日から11月9日にかけて、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(以下、JMS2025)」が開催される予定です。
なお、報道関係者向けのプレスデーは10月29日から30日の2日間で、開催まであと半年ほどとなりました。
世界各地で開催されるモーターショーでは、自動車メーカーや関連企業が一堂に会し、未来志向のコンセプトカーや最新の市販車を披露します。
これらのイベントは単に車両を展示する場に留まらず、次世代のモビリティ社会を築くための技術やビジョンを共有する機会としても重要な役割を果たしています。
例えば、スバルが過去に発表したモデルの中には、独自性と先進性を兼ね備えたデザインで注目を集めたものがあります。

その代表例が、2003年の「ジュネーブモーターショー」で初公開されたコンセプトカー「B11S」です。
このクルマは、水平対向エンジンを搭載した4ドアクーペで、スバルらしい個性を保ちつつ、洗練された印象を与える1台でした。
では、B11Sはどのような経緯で誕生し、どんな特徴を持っていたのでしょうか。
このコンセプトカーは、スバルが自社のデザインの将来像を提示するために開発されたものです。
プロジェクトには当時の社長、竹中恭二氏がコンセプト立案に携わり、デザイン部門出身で初の執行役員となった杉本清氏が開発を牽引しました。
外観は「個性、革新、勇気」というスバルの理念を反映し、流麗な曲線で構成されたエレガントでスタイリッシュなデザインが特徴です。
特に目を引くのは、「スプレッドウイングスグリル」と名付けられた逆三角形のフロントグリルです。
このデザインは、ジェットエンジンのエアインテークと翼の広がりをイメージしており、航空機製造にルーツを持つスバルならではの独創性が感じられます。
また、サイドドアには観音開きを採用し、広い開口部によって後部座席への乗降がスムーズになるよう設計されました。
当時の発表では、この構造が「室内をより広く見せる効果もある」とされていました。
さらに、ルーフにはスモークガラス製のグラスルーフを採用。
外からの光を柔らかく取り込み、スバルブルーで統一されたインテリアの雰囲気を一層引き立てています。
エンジンはスバル伝統の水平対向6気筒で、ツインターボを搭載することで最高出力400psを実現。
5速ATと「シンメトリカルAWD」システムを組み合わせ、走行時の安定性と優れた操縦性を両立させています。
社長自らがコンセプトづくりに参加するなど、スバルが一丸となって取り組んだB11Sですが、残念ながら市販化には至りませんでした。
しかし、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDといった技術は今日のスバル車に受け継がれ、同社の強みとして根付いています。
JMS2025では、こうした過去の挑戦が未来のモビリティにどう結びついていくのか、その片鱗を垣間見ることができるかもしれません。
何年前のネタを何度も繰り返しやるな
フロントグリル・・・・・R1
スポーツクーペ系の観音ドア・・・・・RX-8
オレは嫌いではないが・・・・・展示会お披露目までは「ネタ」しか思わないよね。