恐怖!? トヨタ「ランドクルーザー」盗難“未遂”事件に反響多数! 「厳罰化すべき」声も!? 立て続けに発生も“単純対策”で「盗めないね…」諦めムードに! 「ナイス阻止事例」で警戒呼びかけ 茨城

茨城県警が公式SNSで発表したトヨタ「ランドクルーザープラド」の盗難未遂事件について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

「物理ロック」以外も必要! 窃盗団の「厳罰化」求める声も

 茨城県警は2025年4月5日、公式SNSを更新。トヨタ「ランドクルーザープラド」の盗難事件が4件発生し、これを“阻止”できたと発表しました。
 
 一連の出来事に、SNSなどでは多くのコメントが寄せられています。

(画像:PIXTA/イメージです)
(画像:PIXTA/イメージです)

 今回茨城県警が発表したのは、ランドクルーザープラドの盗難事例でした。水戸警察署管内でランドクルーザープラドの自動車盗が4件発生。しかし、窃盗団は失敗に終わったのです。

 この被害車両4台には、クルマを物理的にロックする「ハンドルロック」や「タイヤロック」が仕掛けられており、窃盗団はキーのアンロックはできたものの、物理ロックを解除できずに諦めたようです。県警は「ナイスディフェンス!」と評価しています。

 近年はカーセキュリティや盗難防止装置の標準装備化が進み、以前よりも盗難されにくくなりましたが、窃盗団はそれを熟知しているため、標準装備の装置はすぐに突破されてしまいます。

 いまでは「スマートキー」の機能を悪用して、スマートキーの微弱電波を違法機器で増幅し、離れたところにあるキーと車両を「中継(リレー)」し、キーを誤認識させて解錠する手口が主流となっています。

 またクルマの高機能化にともない、ライトやバンパーなどに機能の作動用コンピューターが内蔵されていることから、車体の一部をこじあけてこのコンピューターに違法機器をつなぎ、解錠とエンジン始動を行う「CANインベーダー」という方法も増えています。

 こうした方法から愛車を守る最終手段は、今回の阻止事例のように「物理的にクルマを出せないようにする」という方法が有効なのです。

 タイヤロックは鍵のついた頑丈な金属ロックで、ホイールに布団ばさみのように装着するだけの簡単な装置です。実にシンプルですが、タイヤ・ホイールが転がるのを物理的に妨げるため、効果は絶大です。

 もし外すなら、別のホイールを用意してその場で付け替えるか、電動のこぎりか何かを持ってきて、大きな音を撒き散らしながらぶった切るしかありません。時間も手間もかかりますし、実行してもかなり派手で目立つので、その場で捕まる可能性があります。

 ハンドルロックは鍵付きの堅牢な装置で、ハンドルに装着するだけです。左か右に目一杯切った状態でかけておけば、走ろうとしてもハンドルロックがじゃまをしてステアリング操作ができません。

 やはりこの装置も、もし外そうとするなら別のハンドルを用意したり、ハンドルをその場でぶった切るほか、ハンドルロックが付いていてもステアリング操作ができるようにクルマ自体を破壊するしかありません。非現実的です。

 また、こうしたタフなロックが付いていると、パッと見だけで窃盗団に対するけん制にもなります。「これは盗むのは厳しいな」と思わせれば、窃盗団は寄ってきません。

 この一連の盗難予防成功事例について、SNSなどでは多くのユーザーから関心が寄せられています。

「やはり物理が一番」「純正セキュリティだけではだめ」と、窃盗団の巧妙な手口に対してハンドルロックやタイヤロックが有効な手立てだとする意見があります。

 しかし、「ハンドルロックを10秒で切断する動画を見たことがある。物理的なロックでは必ずしも安心できない」「SUVやランクルはタイヤロックは無意味。ロックがかかった状態で走らしたり簡単に破壊できる」と、物理ロックでも場合によっては突破されるのではないかとするコメントも。

 こうしたことから茨城県警では物理ロックだけでなく、複数の盗難防止対策を兼用することを推奨しています。

 クルマにはバッテリーを外されたりしても動く「独立型の警報装置」や、クルマの純正セキュリティとは違う「電子制御システム」の追加、盗まれても居場所を特定できる「GPS機器等の搭載」、怪しい人物を録画する「ドライブレコーダーの設置」などを提案。

 またクルマの保管場所も同様に、頑丈なポールをつけて物理的に封鎖するほかに、防犯カメラや明るい照明の設置、クルマの持ち主以外が立ち入れないようにするゲート管理も促しています。機械式立体駐車場や頑丈なシャッター付き駐車場を選ぶのもいいでしょう。

 このほか、「毎日そんな事しなきゃいけないような車買いたくはないな」と、そもそも盗難されないクルマに乗るべきだとする人や、「メーカーは新しい盗難対策を考える必要がある」と新車の盗難防止装置の発展を求める声、「これを減らすにはまず超厳罰化すべき!」「厳罰化求む」と、大切な財産を奪う卑劣な行為でありながら、軽い裁きになっている現状が、盗難がなくならない要因だとするコメントも見られました。

【画像】「えっ…!」 これが「盗まれやすいクルマ・ワースト10」です! 画像で見る(24枚)

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