日産の「お手頃ミニバン」が最高! 全長4.4m「ちょうどいいサイズ」に両側スライド&「リアクーラー」も付いて「セレナ」より安い! 270万円で7人乗れる「NV200」とは
高価格化が進むミニバン。新車だと300万円以上するケースも当たり前になってきましたが、日産には人気ミニバン「セレナ」よりも安いモデルがあります。
全長4.4mで「シッカリ」乗れる日産ミニバン
根強い支持を受けるミニバンですが、新車の高性能化や安全装備の充実化により、価格はグンと値上がっており、新車で300万円以上は当たり前になりました。
そんななか、日産には人気ミニバンの「セレナ」よりもかなり安いモデルが存在します。いったいどのようなミニバンなのでしょうか。

それが小型バン「NV200バネット」です。2009年5月に発売したNV200バネットは、従来のキャブオーバーバン「バネット」の後継としてデビューしました。
ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1850mmで、取り回しやすい小型車(4・5ナンバー)規格におさまるコンパクトサイズです。
2009年の誕生から一度もフルモデルチェンジしておらず、発売から幾度かの改良が実施された程度ですが、15年以上販売されているロングセラーモデルで、実際のところは4ナンバー商用バンモデルがメインストリームとなっています。
そのため知らない方も多いかもしれませんが、実は2列シート5人乗りの商用モデルだけでなく、3列シート7人乗りの乗用モデル「ワゴン」も設定しています。
ワゴンは2010年11月に実施した仕様変更で追加されたもので、3列シート7人乗りのほか、2列シート5人乗りタイプもラインナップします。
2025年現在、ミニバンとして高いシェアを持つトヨタ「ノア」や「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」が3ナンバーとなるなか、貴重な5ナンバーサイズで、商用車をベースとした広い室内空間が大きな魅力です。
エクステリアは、やはり登場から年数が経っていることもあり、最新テーマ「Vモーション」などは採用されず、近年のトレンドを感じさせるエクステリアデザインではありませんが、むしろ飽きのこないシンプルな魅力を感じさせるデザインです。
くさび形の低いウエストラインが特徴的で、運転席からの視認性にも繋がっています。ワゴンモデルではメッキフロントグリルやカラードドアハンドル、カラードドアバンパーなどを装備し、地味な商用バンとは一線を画す雰囲気です。
ボディカラーは4種類用意され、「ホワイトパール」「ブリリアントシルバー」「スーパーブラック」のほか、商用車らしさが全くないシックな「インペリアルアンバー」から選択可能です。
ブラックを基調とした室内は、広々とした空間に仕上げられています。運転席周りはシンプルにまとめられ、必要なスイッチ類を分かりやすく配置。後部座席も落ち着きのある造りになっています。
バンとの違いはいくつか存在しており、インパネ周辺にシルバーの加飾が追加され、またリアドアは外板剥き出しではなくトリムが装着されるなど、最小限ながらも乗用車ライクな見た目になります。
気になる3列目も、しっかりとヘッドレストが備わる格納式のシートで大人でも難なく座れる大きさを確保。さらに後席でも快適なリアクーラーも備え、実用も問題ない空間になっています。
パワートレインはバンと同様で、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンとエクストロニックCVTを搭載。燃費は10・15モードで14.0km/Lをマークし、経済性も良好です。なおバンと異なり、4WDは設定されていません。
安全装備としては、2020年の改良で衝突被害軽減ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「ハイビームアシスト」、「LDW(車線逸脱警報)」、「標識検知機能」を採用。
さらに続く2024年の改良で、「インテリジェント DA(ふらつき警報)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」を全車標準装備するなど、高い先進安全機能を実現しています。
NV200バネット ワゴンの価格(消費税込)は、乗用3列シートモデル「16X-3R」が268万6200円。乗用ミニバンの新車をわずか300万円以下で購入できる価格設定は大きな魅力です。
上位の高級ミニバン「エルグランド」やセレナと比べると、商用バンらしくシンプルなNV200ですが、お値打ちなミニバンを探している人にとっては、300万円以下で購入できるコスパ良しのミニバンとして割り切れば、必要十分ではないでしょうか。
セレナの最低グレードが271万〜なので
正直定価の話をされても魅力はそれほど。
商業車ベースなのでオプション込みの総額で考えるとこちらのほうが圧倒的に安いでしょうね
中古のノアヴォクを買ったほうが満足度高いですね。
1600ccで7人乗車はキツイだろ。