約99万円! 新車で買える“ビンテージ”風「アメリカンバイク」が登場! V型2気筒&ソロシートの本格派! サンダーモーターサイクル「Softail Thunder250」とは
「第52回 東京モーターサイクルショー」でThunder Motorcycles Japanが出展したアメリカンバイク「Softail Thunder250」が会場で多くの注目を集めていました。一体どのようなバイクなのでしょうか。
ハードな見た目にソフトな乗り心地のアメリカンバイク
2025年3月28日から30日まで、国内最大級のモーターサイクルイベント「第52回 東京モーターサイクルショー」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。
国内外の主要バイクメーカーが最新モデルやコンセプトモデルを展示するなか、Thunder Motorcycles Japanが出展したアメリカンバイク「Softail Thunder250」が注目を集めていました。

Thunder Motorcyclesは、日本と中国のNo.1カスタムビルダーによって設立されたブランドです。2021年には国内に自社工場を構え、生産体制を整えています。
同社が展開する「Thunder250」は、リアサスペンションを持たないハードテイルフレームを採用したクラシカルな仕様が特徴で、カスタムベース車両としても高く評価されてきました。
シンプルな構造とヴィンテージスタイルにより、多くのユーザーに支持されており、特に初めてバイクを購入する人の割合が高いことも特徴です。国内のアメリカンバイクシーンにおいて、手の届く輸入車として独自のポジションを築いてきました。
今回展示されたSoftail Thunder250は、2024年5月に発売された最新モデルです。リアサスペンションが新たに装備され、ハードな外観と快適な乗り心地を両立した、より多くのニーズに応えるモデルへと進化しました。
外観は、クラシックなリジッドホッパースタイルを特徴とし、スプリンガーフォークやリジッドフレーム風のデザインを採用しています。さらに、ソロサドルシートやシンプルな燃料タンクなど、ビンテージ感あふれるデザインを継承しつつ、実用性が高められています。これにより、新車でありながらフルカスタムされたような外観を実現しています。
足回りは、前後5.0-16サイズのセレイテッドタイヤと、狭いフェンダークリアランスにより重厚な存在感を演出。ミニマルな造形が印象的です。
ハンドルまわりは必要最低限のメーター類と操作系にまとめられ、視認性と操作性を確保しつつ、全体のデザインに調和する仕上がりとなっています。フロントフェンダーは標準装備で、形状の異なるミラーなどのオプション装備も用意されています。
ブレーキはフロントに300mm、リアに280mmのディスクブレーキを採用し、いずれもABSを搭載。安全性にも配慮されています。
パワーユニットは空冷V型2気筒249ccエンジンを搭載し、最大出力は13kW(8000rpm)、最大トルクは19Nm(6000rpm)を発揮。中低速域での扱いやすさが重視されています。電子制御のフューエルインジェクションやECU制御の点火システムも搭載され、クラシカルな外観と現代の技術が融合したモデルとなっています。
車体寸法は全長2240mm×全幅750mm×全高980mm、ホイールベース1570mm。車重は181kgながら、シート高は650mmに抑えられており、足つき性にも優れています。
カラーバリエーションはソリッドブラック、ソリッドグレー、ダークメタリックグリーンの3色展開で、販売価格(消費税込)は99万6000円です。
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そんなはSoftail Thunder250に対してユーザーからどのような反響が寄せられているのでしょうか。
ブース担当者は「当社では以前からこのようなフレームのハーレーなどをカスタムしたモデルを手掛けてきました。
『他の人と被らないようなデザインだけど、気軽に走れるような足つきのいいバイクが欲しい』というお客様からの要望が多く、自社のモデルでもこのような形のものを発売するに至りました。好評のため、多くの問い合わせをいただいております。
今回の出展でも多くの来場者が足を止めていただいており、多くの方から『純正でこのデザインはカッコよすぎる』などのお声をいただいています」と話します。
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