BMWの新型「Concept F450GS」が日本初公開! 軽量車体&“高出力”パラツイン採用の「ミドルアドベンチャー」バイク!! 2025年市販化の注目モデルとは

2025年3月28日から3日間、東京モーターサイクルショー2025が開催。BMWの新型「Concept F450GS」が日本初公開され、注目を集めました。

BMWが提案する“新しいGSのかたち”

 2025年3月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催された「東京モーターサイクルショー」にて、BMWが注目のコンセプトモデル「BMWコンセプトF450GS(以下、F450GS)」を展示しました。

筋肉質なボディに金フォークがカッコイイ!
筋肉質なボディに金フォークがカッコイイ!

 このモデルは、2024年にイタリア・ミラノで開催されたEICMAでも話題となった一台で、「G310GS」と「F800GS」「F900GS」の中間に位置づけられる新たなアドベンチャーモデルとして設計されており、将来的な市販化も見据えた開発が進められています。

 BMWのGSシリーズは、オンロードとオフロードの両立を目指した高性能アドベンチャーモデルとして、世界中で高い支持を集めています。

 F450GSは、その最新の提案として、GSシリーズの未来像を体現する存在です。

 BMWがこのモデルで示したのは、「完全なコントロール性と俊敏性、そしてパワーと走破性を高次元で融合させた、新しい冒険のかたち」です。

 外観デザインは、フロントからタンク、シート、リアエンドまで一体感のある直線的でシャープなラインが特徴。「X」のLEDヘッドライトなど、大型モデルである「R1300GS」の意匠を継承しつつも、全体的にはスリムかつコンパクトにまとめられています。

 足回りには、ゴールドの倒立フロントフォークと荷重依存型ダンピングのリアショックを装備し、さまざまな路面状況に柔軟に対応可能。制動面では、フロントにブレンボ製、リアにバイブレ製のキャリパーを採用し、高いブレーキ性能を実現しています。

 ホイールサイズは前19インチ・後17インチで、オフロードからオンロードまで幅広く対応。ラリーやエンデューロで培ったBMWの技術が随所に息づいています。

 パワーユニットは、排気量450ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力は48馬力。車重はわずか175kgと非常に軽量で、欧州のA2ライセンス(35kW/48馬力以下)にも対応した構成となっています。

 機能面でもBMWらしさが光ります。6.5インチの大型TFTフルカラー液晶メーターを装備し、視認性と操作性に優れた設計。また、電子制御によるライディングモード、ABS、トラクションコントロールなどのアシスト機能も搭載されており、ライダーに安心感を提供します。

 F450GSは、軽量で俊敏なパッケージに先進技術と高い走破性を詰め込んだ、まさに新時代のGSといえる存在です。ティーザー映像では女性ライダーがオフロードを走行する姿も公開されており、扱いやすいサイズ感と高い性能を兼ね備えていることがうかがえます。

 現時点ではコンセプトモデルですが、BMWのブース担当者によると「F450GSはインドで2025年末に発売予定となっており、日本での発売は年明けを予定しています」とのこと。また、「ミドルクラスでコンパクトにオフロードを走れるモデルとして、国内外での需要が高い」とし、多くの来場者が市販化を待ち望んでいたと語ります。

 BMWコンセプトF450GSは、軽量かつ高性能なパッケージに未来のGS像を詰め込んだ、注目すべき一台です。デザイン、エンジン、足回り、機能のすべてが新設計で、市販化も目前。アドベンチャーモデルの新たな基準となるかもしれないこのモデルは、東京モーターサイクルショーでもひときわ強い存在感を放っていました。

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