盗まれた「アルファード4台」&「LX」を密輸寸前で阻止! 税関の発表に反響多数「もっと厳罰化して」「全部検査すべき」の声も!? “秘密兵器”の水際作戦を展開
横浜税関が2025年3月に公表した「盗難車の不正輸出事件」に対する取り締まりが、話題を集めています。一体どのような事件で、どういった声が上がっているのでしょうか。
税関の発表に反響多数
横浜税関が2025年3月に公表した「盗難車の不正輸出事件」に対する取り締まりが、話題を集めています。
一体どのような事件で、どういった声が上がっているのでしょうか。

この事件は2024年5月・8月に発生。横浜での通関手続きの際のコンテナ検査で、輸出の申告があったものとは違うクルマが発見されました。「虚偽証明輸出」を直前で阻止した形です。
不正に輸出されようとしていたのは、5月の事件ではトヨタ「アルファード」(先代・時価約500万円)とレクサス「LX570」(先代・時価1000万円)の2台。8月の事件はアルファードが4台(いずれも現行・時価約3200万円)で、いずれも輸出先はタイ王国となっていました。
捜査の結果で、6台はすべて盗難車であったことが発覚。同一犯による犯行で、容疑者はすでに関税法違反として告発されています。
発表資料には盗難車が詰められた状態の当該コンテナの写真が掲載されており、クルマが入っているとバレないようにするためか車体ギリギリの小型のコンテナに詰め込んでいたもようです。
LXはそのままの姿ですが、アルファードはフロントバンパーやリアバンパーなど一部の部品が外されています。
この真意は不明ですが、「クルマ丸ごと」だと検査が厳しくなるため、「解体部品です」と言い張って申告した可能性も考えられます。あるいは、盗難車の出どころを隠すため、その足跡がバレないように細工した、という可能性もあります。
自動車盗難の件数は2024年の警察庁統計で6080件と、依然として多発している状況。世界的に人気の車種はターゲットになりやすく、高級ミニバンや高級SUV、国産スポーツカーでリスクが高くなっています。
こうした盗難車が海外へ流出するのを防ぐ「最後の砦」である税関。「大型X線検査装置」の導入など、取り締まりを強めています。
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税関が違法取引を水際で止めた“ファインプレー”に対し、ネット上では「最後の砦!税関の皆様引き続きよろしくお願いします」「どんどん捕まえてくれ」「有能な職員を全国規模で増やして欲しい!」と激励する声が。
また一向に減らない車両盗難に対し「この手の犯罪がまだ全然なくならないのが残念」という声も。
なかには「こんなの氷山の一角だよね」「もう全数検査しろよ」「犯罪者に甘い日本は格好の餌食」「車窃盗もっと厳罰化してほしい。盗んだもん勝ちみたいになってるし」「麻薬密輸の厳罰でいい」と、相次ぐ車両盗難や国際的な組織犯罪に対しさらなる徹底取り締まりと厳罰化を求める声も多く見られました。