スバル新型「フォレスター」国内仕様が明らかに! 本格ハイブリッド初搭載でパワーと燃費が大幅改善! 先進インテリアに「アイサイトX」も!? どんなSUVに進化した?
6代目となるスバル「フォレスター」がいよいよ国内で登場します。一体どのようなSUVに進化したのでしょうか。
ストロングハイブリッドとガソリンターボを用意!
フルモデルチェンジして6代目となったスバル新型「フォレスター」の国内モデルの仕様やスペックが明らかになりました。
新型フォレスターにおける最大の注目ポイントは、ストロングハイブリッドが追加されたことでしょう。

たしかに従来モデルでもハイブリッド「e-BOXER」は用意されていましたが、それはモーター出力の小さな「マイルドハイブリッド」でした。
いっぽう新型モデルのストロングハイブリッド「e-BOXER(S:HEV)」はモーターの力が強いのが従来との大きな違いで、それにより走行中のエンジン停止範囲(モーターのみでの走行範囲)が拡大。その結果として燃費が大きく改善されたのが朗報です。
「プロトタイプ値・開発目標値」として発表されている燃費はWLTCモードで18.4km/L~18.8km/L。この数値なら「フォレスターはいいクルマだけど燃費が……」と、従来モデルに対して考えていた人も十分納得できるのではないでしょうか。
このストロングハイブリッドのシステムは、先行して発売された「クロストレックS:HEV」と同じものと考えていいでしょう。
エンジンは従来のマイルドハイブリッドよりも排気量が大きくて力強い、2.5リッター自然吸気エンジンで160ps。そこへ120psのモーターを加えているので、従来のハイブリッドに比べて加速性能も大きく向上しているのも注目すべきポイントです。

新型フォレスターのパワートレインは、この2.5リッターハイブリッドのほか、従来モデルから継承された1.8リッターターボエンジン(177ps)の2タイプを用意。
テストコース走行における筆者(工藤貴宏)の体感では、中間加速に関してはどちらも同等の加速感という印象でした。
トランスミッションは全車ともCVTで、駆動方式は4WD(スバルはAWDと呼ぶ)です。
新型フォレスターの車体サイズは全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm(ホイールベースは従来モデルと同じ2670mm)。つまり従来モデルに対して全長で15mm、全幅で15mm大きくはなっていますが“ほぼ同じ”といえます。
それは最大のライバルとなるトヨタ「RAV4」に比べると“やや長くて、やや細い”となりますがほぼ同じと捉えていい範囲。
余談ですがRAV4もそう遠くないタイミングでのフルモデルチェンジが噂されており、次期型は現行よりも全長が長くなり、新型フォレスターに近づくのではないでしょうか。
車体は「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」と呼ばれるプラットフォームを活用した進化版です。
しかしそのまま継承されているわけでなく、新型は構造用接着剤の塗布範囲拡大に加えてフルインナーフレーム構造の採用で効果的に車体剛性を向上。居住空間は荷室など室内空間のパッケージングは基本的に従来モデルと同様で、前後席間距離なども同寸です(とはいえ後席ひざ回りスペースは十分に広い)。
ただし、フロントシートは取り付け剛性を高めるために床に対してシートフレームをベタ付けとするなど、見えない部分でもさまざまな改善が図られています。
頑張れスバル魂、私は、静岡スバルで、15年前まで営業マンをやり、1972年の4WD県か1号車や、アルシオーネの1号車等を主に担当していました。時代が変わりましたが、先を読んで、自動車産業を引っ張ってください・