日産「新型エルグランド」まもなく登場へ… 2025年度投入予定の「大型ミニバン」で“強敵”「アルファード」にも対抗!? 画期的「1.5リッターハイブリッド」採用で今秋にも発表か
日産の高級ミニバン「エルグランド」の実質的なモデルチェンジが明言されました。どのようなモデルになるのでしょうか。
待望の「新型エルグランド」26年に登場へ
2010年に登場した日産の高級ミニバン「エルグランド」。これまで大幅改良を実施したモデルチェンジなどもありましたが、既に10年を優に超えるモデルライフとなっています。
そろそろ、フルモデルチェンジの噂があってもいいと思うでしょうが、新型エルグランドは近い将来登場するのでしょうか。

新型エルグランドが登場するのか否か、そして登場するならばどういったモデルになるかの最大のヒントは、2025年3月26日に日産が発表した、新商品と新技術の投入計画にあります。
この発表では、2025年度から2026年度にかけての新型車やマイナーチェンジ車、そして投入予定の技術などが公開されました。
その内容を読み解くと新型エルグランドと思われるものもあります。その鍵となる章が第3世代のハイブリッド「e-POWER」です。
この新たな世代のe-POWERは、2025年度後半に欧州市場で登場する「キャシュカイ」から搭載されるそうで、その後2026年度には北米の次世代「ローグ」にも搭載。
そして、これとほぼ同じタイミングで登場する「日本市場向けの大型ミニバン」に搭載する予定とのことです。
ここでいう「日本市場向けの大型ミニバン」とは、それは間違いなくエルグランド、もしくはその後継車といえます。
第3世代のe-POWERは主要部品を共有するモジュール化が採用されていて、軽量化や小型化、音振性能の向上が図られています。
モーター、インバーター、減速機といった部分はBEV(バッテリーEV)モデルと共用され、コスト減にも寄与します。
組み合わされるエンジンは専用の1.5リッターエンジンで、現在の第2世代に比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させるのを目指しているそうです。
e-POWERの課題であった高速走行時の燃費改善が図られれば、よりロングドライブユーザーもうれしい魅力的なパワーユニットになるはずです。
大型ミニバンであるエルグランドに、この新たなe-POWERが採用されるのであれば、より上質な走りへの期待が高まります。
また、ユニットの小型化もされているので、さらに広い室内空間となるのではないでしょうか。
国内で展開されている大型ミニバンの中では、現在唯一ハイブリッドを展開していない現行エルグランド。
それだけに、燃費性能はライバルとされるトヨタ「アルファード」やホンダ「オデッセイ」に比べて劣ってしまうのが現状です。このような現状から、大型ミニバンを検討する人のショッピングリストから外されてしまうことも多くあったと思われます。
新世代のe-POWERを得れば、燃費性能が大幅に改善されるのはもちろんですが、走りの質感も向上し、大型ミニバンらしい高級感のある走りを実現してくれるはずです。
また、どのようなプラットホームを採用するかも気になるところです。日産の発表によると、エルグランドではないかとされている大型ミニバンの詳細は今年後半に明らかになるとのこと。
日本市場への投入モデルなので、今年秋に開催される「ジャパンモビリティショー2025」で、大々的に発表される可能性もあります。
日産が2026年に投入する大型ミニバン。今後徐々に明らかになるその詳細に注目です。
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