スバル新「スポーツセダン」がスゴイ! 馬力アップの「水平対向ターボ」&専用ワイドボディ採用! “シリーズ初の2ペダル”となったSTIのコンプリートカー「S210」の実力とは?【試乗記】
専用装備がもり沢山の内外装
そんな皆さんのモヤモヤを解消すべく、正式発売に先駆けて試乗をしてきました。
そのステージは伊豆サイクルスポーツセンターの5kmサーキット。
高低差約100m、中・高速コーナー(エスケープソーン無し)、路面はフラットそうに見えて荒れている所もあるなど、ニュルに近いコースと言えるでしょう。

エクステリアは専用エアロパーツと拡幅フェンダー(全幅はノーマル+20mm)装着。
変更点は少ないもののヒカリモノが抑えられWRX S4とは明らかに違う大人のオーラが備えられています。
ただ、リアのカーボン製ウイングは車両のコンセプトに対してややToo muchな印象も。
個人的には小型スポイラーの方がふさわしいと思いました。
ボディカラーは定番のWRブルー・パールを含めて豊富に用意(何とサンライズイエローまで)されていますが、個人的にはマグネタイトグレー・メタリックがモノトーン+レッドワンポイントのコーディネートを最も体現していると感じました。
開発責任者の高津益夫氏に聞くと「実はこの色(マグネタイトグレー・メタリック)がS210のメインカラーなんです」と教えてくれて、納得。
運転席に座ると即座にレカロ製カーボンバックシート(電動調整式)の吸い付くようなフィット感の高さに驚きます。
インパネ周りはヒカリモノを抑え、黒基調に操作系のみレッドのワンポイントのコーディネートは落ち着いた印象で質感も高められています。
ただ、メーター周りはレースカーに近い表示にするなど独自性を持たせてもよかったかな…と。
装備類はベース車に準じますが、個人的にはSシリーズに初となるプレミアムオーディオ(ハーマン・カードン製)が装着されたのは朗報です。