全長4.1mで540馬力! 旧車デザインの「新型スーパーカー」世界初公開! 45年ぶりの「後輪駆動ハイパフォーマンス車」は“トルクモリモリ“仕様! ルノー「新型5ターボ 3E」国内投入へ
ルノーは2025年3月18日、新型小型スーパーカー「ルノー5ターボ 3E」を初公開しました。日本法人の発表では、日本国内への投入も予定しているといいます。
往年の「サンクターボ」が復活へ
ルノーは2025年3月18日、新型小型スーパーカー「ルノー5ターボ 3E」を初公開しました。
翌日の日本法人の発表によると、日本国内への投入も予定しているといいます。

ルノー5(サンク)は1972年に発売された小型ハッチバックです。非常に斬新でスタイリッシュなデザインに加え、縦置きエンジン+FFという画期的なレイアウトを採用したことで、高い走行性能と広い室内を実現し、ヨーロッパで大ヒットしました。
実用的な3/5ドアのベーシックなモデルに加え、レースでも活躍した名門アルピーヌによるスポーツモデルも登場しました。
1980年には、FIA世界ラリー選手権(WRC)への出場を目的とした「5(サンク)ターボ」が登場。
見た目はサンクながら、ミッドシップエンジン×後輪駆動レイアウトと大幅に変更を加え、それを収める大きなリアフェンダーを採用するなど、文字通り戦闘力を高め、グループ2・グループBカテゴリのWRCで大活躍しました。
1984年からは2代目(通称:シュペールサンク)が登場。初代の面影を残すデザインで近代化を図ったほか、先代のようなホットモデル「GTターボ」や高級仕様「バカラ」がラインナップされるなど、多彩なバリエーションを図り、1996年まで生産されました。
生産終了後は、実質的に「クリオ(日本名:ルーテシア)」が後継を担っています。
そんなサンクですが、2024年2月ジュネーブモーターショーで新世代小型電気自動車「5 E-TECH(サンクイーテック)」として復活。公式でサンクのコンセプトを現代に蘇らせたといい、往年のサンクのデザインと共通する要素を多数取り入れています。
そして今回、往年のサンクターボを再現した新型サンクターボ 3Eが公開されました。
ルノーはこのサンクターボ 3Eについて、「1980年代にラリーで活躍した小型ミッドシップモデルのルノー5ターボ、そしてルノー5ターボ2が、100%電動EVとして現代に復活したモデル」とする小型スーパーカーだといいます。
ボディサイズは全長4080mm×全幅2030mm×全高1380mm、ホイールベース2570mm。カーボンボディ、専用に改良されたアルミシャシを採用することで、電気自動車(EV)ながらも、非常に軽量な1450kgを実現しています。
パワートレインは後輪に200kWのインホイールモーターを2基搭載し、最高出力は540hpを発生。最大トルクは4800Nmという極大なトルクを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.5秒以下をマーク。最高速度は270km/hです。
バッテリーは70kWのリチウムイオンバッテリーで、最大航続距離(WLTPモード)は400kmを確保し、日常域における実用性も担保されました。
内外装デザインはベースとなったサンクイーテックのスタイリングを過激にしたもので、ワイドでスポイラー形状をもたせたフロントフェイスや、ワイドトレッド化を図り、大幅に拡幅し迫力をもたせたリアデザインなどにサンクターボとの共通性を感じさせます。
ボディサイドにはミッドシップエンジンの冷却用ダクトを思わせる意匠や、懐かしいフォントの「RS TURBO 3E」のデカールなどを備え、レーシーな印象を与えています。
生産予定台数はサンクターボの登場年にちなんで1980台とし、日本国内仕様の詳細は投入時期が近づくにつれて発表される予定です。
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