トヨタの最新型「“SUV”ミニバン」がスゴイ! 迫力フェイス&豪華内装&ハイブリッド仕様も用意! スライドドアレスの3列モデル印国「キジャン イノーバ ゼニックス」とは

トヨタのインドネシア法人は「インドネシア国際モーターショー2025」で、現地生産の3列シートMPV(マルチ・パーパス・ビークル=多目的車)「キジャン イノーバ ゼニックス」を実車展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。

トヨタのSUVミニバン!

 トヨタのインドネシア法人は「インドネシア国際モーターショー2025」(IIMS2025、会期2月13日〜23日)で、現地生産の3列シートMPV(マルチ・パーパス・ビークル=多目的車)「キジャン イノーバ ゼニックス」を実車展示しました。

トヨタのSUVミニバン!
トヨタのSUVミニバン!

 キジャン イノーバ ゼニックスは新興国向けに開発されたMPVです。ミニバンとSUVを融合したクロスオーバーモデルと思っていいでしょう。

 初代は2004年にデビュー。当初は「キジャン イノーバ」という名で、2022年に2度目の全面刷新を受ける際に、それまでの上級版という位置づけでキジャン イノーバ ゼニックスという名になりました。

 ボディサイズは全長4755mm×全幅1850mm×全高1795mm、ホイールベース2850mm。現地は荒地や不整地が多いこともあり最低地上高は185mmと高めです。

 パワートレインは2リッターガソリン(最高出力174PS)または2リッターハイブリッド(システム最高出力186PS)の2種類。いずれもギアボックスはCVT、駆動方式はFWDとなります。

 今回IIMS2025に展示されたキジャン イノーバ ゼニックスはハイブリッド車の最上級仕様「MODELLISTA(モデリスタ)」です。バンパーやサイドシルなどにエアロパーツ、ドア下部にブラックのクラッディングパネルが装着されているのが特徴です。

 シート配置は2-2-3の7人乗りで、2列目は伸ばした脚をゆったりと受けとめるパワーオットマンを装備しています。

 またパワーバックドア、パノラミックルーフ。10インチセンターディスプレイ、先進安全運転支援システム「トヨタセーフティセンス」など装備内容は充実しています。

 価格はガソリン車が4億3060万ルピア(約390万円)から、ハイブリッド車が4億6770万ルピア(約420万円)から。

 IIMS2025でのトヨタ車の販売台数は前年比7.4%増となる2728台。そのうち1位はキジャン イノーバ ゼニックスHEV(614台)でした。税制優遇などによりトヨタのハイブリッド車人気が高まっているようです。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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