日産の「小さな“高級”SUV」登場はいつ!? 全長4.3m級「ちょうどイイサイズ」に“精悍”マスクと豪華内装採用! 新型「キックス“e-POWER”」25年導入はあるのか
日本仕様のモデルチェンジ情報はいまだになし! 2025年中の導入に期待!
気になる日本向けについてですが、2025年3月時点で、日産からの公式アナウンスはありません。
売れ筋のカテゴリーだけに、日産の動きの遅さが非常に気になるところです。
![新型「キックス」は内装も魅力的![画像は北米仕様]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/03/20250319_NISSAN_KICKS_America_003.jpg?v=1742381841)
2020年5月に登場した現行キックスの日本仕様(キックス e-POWER)は、タイ生産車を輸入するかたちで導入されています。
新型もタイ製ならば、現地のキックスも早々にフルモデルチェンジを受ける必要がありますが、その気配は今のところない模様。
現在発売中の日本仕様はe-POWER専用車ということに加え、輸入車ということも影響しているのか、最安モデルでも308万円(消費税込み)からと価格設定も強気です。
ライバルのコンパクトSUV、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「ヤリスクロス」などの各ハイブリッドモデルが200万円台から手に入るのに対し、なんとも歯がゆいばかりです。
ただし新型キックスが国内生産となれば、販売価格を下げることができるかもしれません。
2025年秋には東京で国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が開催されます。
会場で日本仕様の新型キックス“e-POWER”が大々的に発表されることを大いに期待しましょう。
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苦境が伝えられる現在の日産では、優れた利益率が得られる高機能かつ高額な電動モデルの発売が優先されているのかもしれません。
ただ、今の国内ユーザーが求めているのは「もっと安くて良いクルマ」です。
好調なセールスを続けるヴェゼルやヤリスクロスに加え、ライバルメーカーはより廉価なコンパクトSUVとして、トヨタ「ライズ」やホンダ「WR-V」を用意し、こちらもそれぞれ好調な販売を維持しています。
これに対抗するようなガソリンモデルの新型キックスや、インド製コンパクトSUV「マグナイト」も用意するなどして、足元の日本市場を大切にする日産になって欲しいと強く願うばかりです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど
























































































