トヨタ新型「黒いクラウン“エステート”」初公開! 特別「黒すぎ専用ボディ」×匠の“表面仕上げ”採用!? 「所有感」も満たす特別な「マットメタル」仕様を披露
トヨタは「クラウンエステート」を正式発売するとともに、特別仕様車「“THE LIMITED-MATTE METAL”」を初公開しました。
マットブラック仕様の「特別なクラウンエステート」を披露
トヨタは2025年3月13日、新型「クラウンエステート」を正式発売しました。
同日、麻布台ヒルズアリーナ(東京都港区)ではメディア向け発表会が開催され、特別仕様車「RS “THE LIMITED-MATTE METAL”(ザ・リミテッドマットメタル)」が初公開されました。

クラウンは1955年1月に誕生後、トヨタのみならず国産高級乗用車の代表車種としてラインナップされ続けているロングセラーモデルです。
現行型は2022年7月に世界初公開された通算16代目です。
従来のコンサバティブな4ドアセダンに加え、「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」「クラウンエステート(以下エステート)」と、これまでにない3タイプのボディを用意。同時に世界各国でも展開されるグローバルモデルのポジションも獲得しています。
この16代目の展開にあわせ、トヨタでは初となる単独車種のみを扱う専門店「THE CROWN」がオープンしています。
クラウンのブランドを発信する拠点で、ライフスタイルグッズも取り扱うほか、専用の「クラウンコンサルタント」を配置するなど、ほかの通常のトヨタ車よりも特別感や所有欲をもたらし、“クラウンブランド”を体現する店舗として全国6店舗を持ちます。
今回、4タイプ中最後のモデルとなる新型エステートが発売されました。
新型エステートは、クラウンらしい上質さにワゴンとSUVを融合させた5人乗りの大型SUVです。
デザインは伸びやかなキャビンに力強いショルダーラインやキャラクターラインを組み合わせたほか、バンパー一体型フロントグリルや「ハンマーヘッドフェイス」を採用し、洗練さやワイド感を強めています。
インテリアは、視線移動を最小限にとどめ、各操作系統をそれぞれまとめたクラウンシリーズ共通の「アイランドアーキテクチャー」を採用しています。
ラゲッジは通常時570リッター、リアシート格納時は1470リッターの大容量を確保しました。さらに、後席折りたたみ時に完全フルフラットを実現する「ラゲージルーム拡張ボード」を初採用。オプションではラゲッジを活用できる複数のアイテムも用意しています。
ラインナップは2.5リッターガソリンハイブリッド「Z」と2.5リッターガソリンPHEV(プラグインハイブリッド)「RS」の2タイプを用意。いずれも駆動方式は4WD(E-Four)のみです。
2.5リッターハイブリッドはクロスオーバー、スポーツよりもフロントモーター出力を5割アップさせたほか、PHEVではEV走行距離は約89km(WLTCモード)を確保しています。
新型エステートの価格(消費税込)は635万円から810万円です。
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今回の新型エステート発表に際し、特別仕様車RS ザ・リミテッドマットメタルが披露されました。
ザ・リミテッドマットメタルはTHE CROWNでのみ購入が可能な専門店特別モデルで、名称の通りマット仕様のエクステリアのほか、専用のインテリアを備えています。
なお、クロスオーバー、スポーツではすでに販売が開始されており、セダンも今春に発売予定です。
新型エステートではまだ詳細は発表されていないものの、テールゲートに「PHEV」のバッジが備わっていたことから、RSがベースとなっているようで、ほか3タイプのザ・リミテッドマットメタル同様、専用カラーの「マットメタル」を採用。
ワゴンとSUVが融合した伸びやかなボディに、重厚な金属のような鈍い輝きのマットグレーをまとい、存在感を高めています。
このマット塗装の表面は、クロスオーバー、スポーツ同様、「特殊表面処理(TMコート)」が施されているとみられます。
TMコートは手入れや維持が難しく、洗車なども非常に困難なマット塗装に対して、優れた防汚性・汚れ除去性を実現するもので、匠の技術によって薄膜かつ均一に仕上げています。
このほか通常のRSとの違いなどはまだ発表されておらず、価格や発売時期などはこれからアナウンスがあるものとみられます。
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