トヨタが「“新”ハイエース」発表! 専用“高出力エンジン”×専用スポーティサス採用! 豪華ブラック内装もカッコイイ! 特別仕様車「スーパーGL DARK PRIME S」どんなモデル?
トヨタ「ハイエースバン」に特別仕様車「スーパーGL DARK PRIME S」が追加されました。どのようなクルマなのでしょうか。
今までにないハイエースの「特別仕様」
2004年8月にデビューということで、すでに20年以上が経過しているのにもかかわらず、未だに高い人気を誇り続けているトヨタ「ハイエース」。
そんなハイエースに2025年2月7日、「スーパーGL“DARK PRIME S”」という特別仕様車が追加されました。

ベースとなっている「スーパーGL」は、商用モデルの「ハイエースバン」をベースとしながらも、カラードバンパーやメッキの加飾、スマートエントリー、トリコットのシート生地、スライド・リクライニングが可能なリアシートなどを備え、個人ユーザーでも乗用車感覚で使うことができる人気のグレードです。
そして「DARK PRIME」は2015年1月に初めて設定された人気の特別仕様車。
ダークメッキ加飾や本革巻のステアリング&シフトノブ、黒木目マホガニー調パネルやダークシルバーの内装パーツ、トリコット+合成皮革&ダブルステッチのシート表皮などを備えた上質なもので、2018年8月には「DARK PRIME II」へと進化。
こちらはDARK PRIMEの装備に加え、ブラックのルーフライニングやピラーカバー、車名ロゴイルミネーション付スライドドアスカッフプレートなどの装備も追加されたもので、現在でも設定される人気の高い特別仕様車となっています。
そんなDARK PRIME系に今回新たに追加された「DARK PRIME S」は、現行型ハイエースの誕生20周年を記念したもので、ディーゼルエンジンモデルのみの設定。
その特別装備の中でも特筆すべき点が、搭載される直列4気筒2.8リッターディーゼルエンジン「1GD-FTV型」の出力を向上させたことです。
通常モデルが最大出力111kW(151PS)/最大トルク300N・m(30.6kg・m)であるのに対し、DARK PRIME Sではそれぞれ116kW(158PS)/330N・m(33.7kg・m)へと、パワーもトルクもアップされているのです。
さらにサスペンションにも手が入れられており、専用のショックアブソーバーを採用。
余裕のあるトルクフルな走りと、ラゲッジに荷物を積まない空車状態でも心地の良いしなやかな乗り味を実現しているのが大きな違いです。
また内外装もさらに特別なものに変更されています。
エクステリアのメッキ部分はダークな雰囲気のプラチナサテンメッキとし、LEDヘッドランプにはクリアスモーク加飾を装着。
インテリアでは、本革巻ステアリング&シフトノブやインパネアッパー部、パワーウインドウスイッチベースに、カーボン調の加飾がプラスされ、よりスポーティな印象に。
このほかはDARK PRIME IIと同じくルーフライニングなどはブラック、エアコンパネルやシフトベゼルなどはダークシルバーの加飾が与えられています。
このように数々の特別装備が与えられるDARK PRIME Sですが、ハイエースの今までの特別仕様車で、エンジンや足回りにまで手が加えられたモデルは存在しなかったため、注目度の高い1台と言えるのではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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