ミライース GR SPORT コンセプト、今後はどうなるだろうか。

　出展した以上、知らんぷりには出来ないと思う。

　可能性としてはSPK（前述の通り別会社。トヨタとトムスの関係だと思えばいい）がコンプリートカーとして作ってダイハツのディーラーで販売するか。

　もしくは、Dスポーツでパーツを揃えて同じスペックのクルマを作れるようにするかだと思う。欲しければ買えるようになる可能性大です。

　となれば気になるのが「どんなクルマか」だと思う。

　この画像や動画（本体ページのみ）は、今年3月1-2日に開催された全日本ラリー開幕戦『ラリー三河湾』のスペシャルステージの様子。

　見て頂ければ解る通り、軽自動車と思えないくらいのパフォーマンスを持つ。

　ネオバというヨコマハのハイグリップタイヤを履いているのだけれど、思いきりコーナー攻めても安定している。下りの120km／hオーバーでブレーキを酷使したって効き味変わらず。

　さらにサスペンションがフルストロークした状態で強烈な入力を喰らうことも度々。

　高速コーナーの途中でギャップを乗り越えた時なんか、1mくらい飛んでいる！

　よく「ラリーでクルマを鍛える」と言われるけれど、動画を見れば納得出来ると思う。

　絶対的な速さもなかなかで、本格的なラリー車の中に混じって完走67台中の42位。望外のリザルトでしたね。

　しかも満タンでスタートした後、途中で入れたガソリンは17リッター。タイヤだってもう1戦出られる状態。

　環境にもオサイフにもやさしい。ラリーに出場していない時は通勤や買い物に使えてしまう。

　こんなクルマ、世界中探しても無い。ちなみに次は4月上旬の全日本ラリー唐津。

　三河湾で得たノウハウを活かせるため、もっと乗り易いクルマに仕上がっていると思う。