レクサス、着想は「モルフォ蝶の羽」開発15年の新色 「LC」特別仕様車
2005年から国内でスタートしたレクサスが、2018年3月末時点で国内の累計販売台数50万台を達成したと発表しました。これを記念し、「LC」特別仕様車を発売しました。特徴はそのボディカラー。いったいどんな色なのでしょうか。
国内の累計販売台数50万台を記念した「LC」特別仕様車を発売
レクサスは、2018年3月末時点で国内における累計販売台数が50万台を達成したと発表しました。
その国内累計販売台数50万台達成を記念し、2017年に発売したフラッグシップクーペ「LC」に特別仕様車“Structural Blue”(ストラクチュラルブルー)を設定。価格(消費税込)は、「LC500h 特別仕様車“Structural Blue”」が15,250,000円、「LC500 特別仕様車“Structural Blue”」が14,750,000円とし、全国のレクサス店を通じて4月5日に発売しました。
特別仕様車「ストラクチュラルブルー」は、LC500h/LC500“L package”をベースに、自然界に存在する美しい色からインスピレーションを受け、レクサス独自の技術により開発した外板色「ストラクチュラルブルー」と、2種類の内装色を設定。ラグジュアリークーペとしての魅力的なデザインを一層引き立たせ、奥深い世界観を表現したモデルとしています。
新色となる「ストラクチュラルブルー」は、南米に生息する「モルフォ蝶の羽」から着想を得た「構造発色」という原理を応用したレクサス独自のボディカラーです。
モルフォ蝶の羽は無色ですが、光を受けると特定の波長だけが反射・強調される構造になっているため、人間の目には青く輝いて見えます。レクサスは、15年の開発期間を経て、この原理を再現した自動車用の構造発色性顔料を生み出すことに成功。これにより、光の反射で圧倒的な鮮やかさと強い輝き、深みのある陰影を実現し、ボディの抑揚を美しく際立たせています。
内装色は、日の出や日の入りのわずかな時間に現れる幻想的な空の風景をモチーフに、 ストラクチュラルブルーと調和した、特別仕様車専用ブルーモーメントと、ブリージーブルーの2種類を設定。自然現象が生み出す多彩なグラデーションの瞬間を描き出しています。
国内でのレクサスブランドは2005年にスタートして以来、現在では11車種を展開。2017年には、今回特別仕様車にも設定したフッグシップクーペ「LC」の発売や、フラッグシップセダン「LS」のフルモデルチェンジなど、新世代レクサスとしての変革を進めています。
●特別装備内容
・フロント245/40RF21+リヤ275/35RF21ランフラットタイヤ&鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)
・特別仕様車専用スカッフプレート(CFRP)
・“マークレビンソン”リファレンスサラウンドサウンドシステム
・カラーヘッドアップディスプレイ
・ステアリングヒーター
・寒冷地仕様
【了】