たった4日で5万台!? スズキ新型「ジムニー5ドア」が驚異の人気! 3ドア×軽自動車の「王道ジムニー」が逆にイイ!? 今あえて選ぶ理由とは?

3ドアの「軽ジムニー」オーナーに聞いてみた!

 軽自動車で3ドアのジムニーのほかに、登録車(小型車)の「ジムニーシエラ」もラインナップされています。

 こちらは、ワイドフェンダーを装着し、1.5リッターエンジンを搭載するなど、軽の枠を超えたボディ・エンジンとなっており、5速MTまたは4速ATが選択可能。

 ジムニーシエラもオフロード重視のためギアは低めに設定され高速巡行などでは回転数も高めとなり、エンジン排気量の違いがもたらす余裕は感じられます。

3ドアの「ジムニー」何がイイ?
3ドアの「ジムニー」何がイイ?

 一方で、ジムニーシエラのキャビンの基本設計は軽自動車のジムニーと同じなので、車内が狭いことがウィークポイント。

 そこでジムニーシエラのホイールベースを340mm延長させ、実用性を高めた5ドアに仕立てた新型ジムニーノマドが誕生したのです。

 また、もともとジムニーシエラは170mmワイドとレッド化されていたことに加えて、ロングホイールベース化によって直進安定性も向上。後部ドアがもたらす実用性の高さもあり、より一般的なSUVらしさをも手に入れることに成功しています。

 では、軽自動車規格に囚われたサイズと、660ccターボしか用意されないジムニーでは魅力が足りないのでしょうか。

 実はそんなことはなく、むしろ「3ドアでよかった!」というポイントもあります。

 第一のメリットといえるのが車重の軽さです。5速MTが1040kg、4速ATが1050kgとほぼ1トンに収まる軽さとショートホイールベースは、オフロード走行では軽快さに繋がり、大きなアドバンテージとなっています。

 ほかにも3ドアジムニーのメリットはあるとオーナーのY氏(30代男性)は言います。

「まだ独身なので私としては3ドアで十分です。ホイールベースは短いけれど、釣りなどで山岳地帯を奥まで入っていけるコンパクトさと悪路走破性に惚れ込んでしまいました。

 またアフターパーツが多く販売されており、自分好みにカスタマイズした愛車は手放せません」

 現在ジムニーのオーナーは、Y氏のように自分好みのカスタムで楽しんでいる人も多く、ベース車両として敷居が低いことも選ぶ理由のひとつにもなっているそうです。

 何より、この3ドアの価格(消費税込)は165万4400円から200万2000円と、265万1000円から275万円の新型ジムニーノマドとは約100万円の価格差があります。

 さらに、税金の面でも軽自動車のほうが安く済むことから、経済性では軽のジムニーのほうが勝っているでしょう。

 軽自動車だからこその維持費の安さも考慮すると、趣味性の強いクルマだけに軽のジムニーで全体の予算を抑えたい人、または余った予算をカスタムに回したい人には、むしろ3ドアが適しているといえそうです。

※ ※ ※

 新型ジムニーノマドは、ジムニーならではの卓越した悪路走破性に加え、5ドアで実用性を向上させているのですから、大人気になるのも納得です。

 しかしジムニーの軽自動車特有の経済的・精神的負担の少なさ、自分好みに仕立てられる素性の良さは、3ドアの大きな魅力と言えそうです。

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